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■知多の酒づくり 技術探求の粋、新たな息吹

2014/10/26(日)

 
丸一酒造株式会社
 
 平成26年5月に発表された独立行政法人酒類総合研究所主催の全国新酒鑑評会、出品酒845点のうち金賞酒は233点。愛知県の金賞酒8点のうち、4点を知多の蔵元が占めた。知多半島の酒づくりは江戸期以降、この地に繁栄をもたらせた主要な産業のひとつ。鑑評会の金賞受賞は、“たゆまぬ技術探求”の賜物であり、「醸造どころ酒どころ知多半島」を印象付ける結果であった。
 丸一酒造は、6年連続の金賞受賞。質の高い酒づくりの蔵元として揺るぎない評価を得ており、本年9月、当所「優良会員事業所」表彰を受賞した。
 「鑑評会は金賞を取るためのレースではない。ベストな評価(金賞)を得ることができない時の方が大切です」と新美尚史社長は言う。「出品するのは大吟醸酒。大吟醸酒を造る技術はすべての酒に通用します。鑑評会は、自社の酒造技術を公正に客観的に評価してくれる場です。そして時代とともに変化する評価基準、酒造期の気候、原料米の状態など、臨機応変に対応しながら毎年の審査をクリアしていきます。総合力を高めてくれる場です」と連続しての高評価に気負いはない。
 酒づくりの屋台骨であり、最高責任者でもある杜氏。かつては冬期に新潟から招いていた。今は修練を積んだ新たな杜氏のお酒が丸一酒造の顔となる。「長いこと、新潟(越後流)との付き合いを続けてきています。社員が杜氏となってからも新潟の酒づくりを学ばせています。技術力のプラスになり、当社のお酒の品質向上、高評価の一助になっています」。経営に直結する不断の人づくりの大切さを挙げる。
 大正6年(1917年)創業。社長の新美尚史氏が4代目になる。知多半島の酒づくりの最盛期が幕末から明治初年にかけてであった中で、大正期に産声を上げた蔵元。海運が主力だった時代、物流に不利な内陸部での酒づくりは、もともとの生業である米づくりからの転業である。村の神社にお酒を納める程度の小さな酒屋、いわゆる「御神酒酒屋」からの出発であった。
 代表銘柄「ほしいずみ」、「冠勲(かんくん)」に昨秋、「純米大吟醸滔々(とうとう)」が加わった。“すっきりと飲みやすい”と同社のお酒を評する声。「お客様が日本酒に対していかに飲みにくい印象を持たれているかが分かります。良いお酒は飲みやすいもの。価格競争力も兼ね備えた良い酒づくりを目指していきたい」。清酒に吹き始めた追い風を糧に、新しい消費者層の開拓を見据える。

(取材者:小柳 厚)

所在地/知多郡阿久比町植大西廻間11
代表者/新美尚史
TEL/0569-48-0003
創業/大正6年
 

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