半田商工会議所 - HANDA BIZ WEB
HOME > 会員トピックス - はんだの元気印企業
 

会員トピックス - はんだの元気印企業


 

■乙川の御菓子司(おんかしつかさ)

2015/01/26(月)

 
八幡屋菓子舗
 
 若宮社を出て、旧道沿いに乙川八幡社を目指すと、歴史を感じる和菓子屋が佇む。昔も今も変わらず、乙川地区をはじめ、様々な地域から顧客が訪れる創業100年を超える老舗「八幡屋菓子舗」である。御菓子司とは、尊い食べ物を作っていたこと、歴史を感じさせる呼称を今も掲げる。格式高く近寄りがたいかというと、学生が下校途中に、イチゴ大福やムース大福といった商品を買い求める光景もあり、非常に地域に根付いている。
 春に開催される乙川まつりでは、乙川地区四輌の山車が、祭り人の威勢のいい掛け声や囃子と共に堂々と同店の前を通過する。四輌の山車と八幡屋菓子舗。共に、多くの時代を歩んだ両者のマッチングは、この会報誌が手元に届いてから、ひと月後には見られるだろう。
 現在は、4代目となる康博氏が中心で、和菓子を作る。同店の一押しは、半田市観光みやげ品推奨品にもなっている『くるみゆべし』。これは、康博氏が修業先から戻ってきた時に商品化したことがきっかけ。そもそも、ゆべしとはなんだろうか。調べてみると、【源平の時代に生まれたとも伝えられ、菓子というよりも保存食・携帯食に近いものだったとされる。時代を経るにつれ、現在のような菓子へ変化したといわれ、現在では珍味に分類されるものと、和菓子の一種(蒸し菓子や餅菓子など)に分類されるもの、その他のものに分けられる。尚、全国各地で様々な形状・味のゆべしが存在しているが、それぞれ製造法も異なり、千差万別であり、全国津々浦々のゆべしを食べ歩く事を趣味とする者もいる。】とある。
 なるほど、いまいちピンとこないので、実際に『くるみゆべし』の製造を行う康博氏に聞いてみた。「各地にそれぞれ「ゆべし」という菓子はあるものの、当店は地元産の醤油や、みりんを使用して味付けしています。生地の中にくるみを使い、それが味のアクセントになっています。」と康博氏は言う。筆者も食したが、たしかに、くるみが味にも歯ごたえにもアクセントになっている。これは、全国津々浦々の、ゆべしを食べ歩く方々にお薦めしたい。東北や北関東のゆべしは、このような味付けやくるみを主流としたものが多いようだが、そのあたりはどうなのだろうか。「原料を仕入れるにあたり、取引先からの提案もあったが、知多半島で古くから醸造業も盛んだったため、地元の醤油などを使用した商品を作ってみたいと思った。」と康博氏。今も人気の『くるみゆべし』完成の逸話である。
 最後に、現代表でもある親御さんから、「5代目の為にも、婚活に精を出せ!」と叱咤激励。こればかりは、当所からは支援し難いが、更に歴史を紡いでいくためにも、新商品に続き、素晴らしい家庭を築いていただきたい。

(取材:榊原鉄平)


所在地/半田市乙川北側町2-44
代表者/榊原 豊
創業/明治43年
TEL/0569-21-2288
定休日/月曜日(電話受付は可能)
営業時間/8:00〜19:00
 

 前のページへ戻る
 TOPページへ戻る

 

最新の情報


カレンダー選択



情報キーワード検索



トピックス選択

 はんだの元気印企業
 とーくさろん
 ひと
 会員情報かわら版