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■家族で家業を守り次代を切り開く強い意志

2018/12/10(月)

 
西丸自動車
 
 四国香川県木田郡出身の西丸当造氏は1949(昭和24)年3月生まれの69歳。1957(昭和32)年、小学2年の8歳の時、両親とともに半田市山代町へ移住。両親は入植者として土地開拓に勤しんだ。未開拓であった新たな居住地から最寄りの成岩小学校までは歩いて1時間半程。往復3時間を要する通学であった。
 双子兄弟の弟であった当造氏。中学卒業時、兄弟で異なる職業の選択肢を母から与えられ、当造氏の今に至る55年の生業となる自動車整備の仕事に従事する。当時は勤め先で住み込みしながらの下働きの時代。丁稚奉公として市内住吉地区の整備会社に勤務しながら先ずは自動車整備士3級の取得から始まった。当時の商慣習にならい、運送業や整備業、溶接業の企業を渡る。取得した資格は整備士の上級、自動車検査員、免許は大型自動車1種・2種、けん引、大型特殊等多種にまたがる。勝気な人柄の多い客先・相手先に「なめられてはいけない」という自負が自身の武器となり、生きていく糧となった。
 1972(昭和47)年、23歳で独立。1台の電溶機を抱え、溶接業での経験を活かし、自宅敷地内にあった農機具小屋を“手づくり”の工場へと改築。整備業としての仕事を開始した。
 当時から今に至るまで一貫しているのは地域の個人のお客様を取りにいかないこと…。産業用車両、大型車両の整備に特化し続けている。開業から35年間、客先の運送会社、大型車のディーラーに出張しながら、技術と経験で信頼関係を醸成。11年前、敷地内に大型車対応の建屋、検査機器を備えるに至った。近年は大型車のディーラーを介し、建設機械レンタルの大手企業との直接関係を構築。知多、名古屋南部、西三河地域周辺の5店舗ほどの車両整備を一手に担い、月間の車検対応は相当数に上る。
 夫人のまゆみさんとの間で子息子女は4人に恵まれた。うち長男、次男、長女が家業に携わり、事業承継も担う。長男の夫人も家業に就きながら、検査員等の資格も取得。まさに家族全員で西丸自動車を支えている。2年前の秋にスタートした2棟目の工場新築プロジェクトは本年6月、既存工場に隣接するかたちで新たな建屋が竣工。11月初旬、自動車検査機器の要となる検査ラインの下部機械も設置され、2基の検査ライン体制へと機能も強化された。
 「息子の代となるが、30年後は心配だよ…」。整備業界全体は、後継者を取り巻く課題やディーラーによる“囲い込み”の流れがますます加速し、地域企業は足腰の強い経営が求められる。最も大切な、働く人とその働きを最大限高める設備投資に、当造氏の持つ、家族で家業を守り切り開く強い意志が垣間見える。

(取材者:小柳 厚)

所在地/半田市山代町
TEL/0569-21-5673
創業/昭和43年
 

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