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会員トピックス - とーくさろん


 

■体と心を幸せに

2017/06/26(月)

 
漂香茶館 西山杏実さん
 
――イントネーションも日本人と同じ、日本語が上手ですね。
 一生懸命、勉強しましたが、正しく伝わっているのかといつも緊張しています。
 私はお父さんが大好きで、おとうさんの「一家に一人医者がいたらいいね」という言葉に影響を受け産婦人科医になりました。中国は人口が多いので、病院の待ち時間が長くて大変です。だから家に医者がいたら便利でしょう(笑)。でも仕事に疲れてしまって、両親の反対を押し切って、おばさんの住む新潟に日本語学校の留学生としてきました。日本語は全く分からず「こんにちは」という単語も知らないほどでした。
――素晴らしい勇気と行動力ですね。
 多くの留学生は働きながら一生懸命勉強していました。でも私はおばさんの所で何の苦労もなく‥‥。何んだか情けなくなって、おばさんから離れ、友人を頼って四日市情報外語専門学校に入りました。それからが大変でした。自分一人の力で生活しなければならないので、工場でアルバイトをしました。周りは全員日本人で、そこで日本語をいっぱい覚えました。学校にいた時よりも上手になりましたね(笑)。
 主人とは中華料理屋さんでアルバイトをしていた時に会いました。お客さんだった主人は、海上保安庁の国際取締官でした。言葉の壁もなく、とてもいい人ですので、何の不安もなく結婚しました。
――半田とのご縁は?
 主人の転勤です。半田国際交流協会の人と接するうちに、ここでなら安心して住むことが出来る、何があっても相談できる人がいると感じ半田に住むことにしました。ある日、ママ友に中国茶を出した時に、その作法に驚かれ喜んでもらえたのが創業のきっかけです。それなら中国茶を広めようと思いましたが、お茶の知識がなかったので、中国で学ぶことにしました。長男を連れて中国に帰り、一講座3ヶ月程の学校に入学して、数年かけて色々な資格を取りました。正しい知識を伝えることが大切と必死に勉強しました。
――それでお店を開店されたのですね。
 2010年に自宅で席数が16名くらいのスペースで、中国茶専門店として開店しました。やっていくうちに、体と心を幸せにするために薬膳料理も提供しようと思い、2年程前にここに移転しました。その時にお父さんが中国から来て、2ヶ月ほど滞在し、設計士さんと打ち合わせしてくれました。お父さんの愛情も沢山この店に入っていますね。主人の両親も応援してくれ、お店が移転した頃から同居して私を助けてくれています。子どもたちが元気なもの両親もお陰と感謝しています。だから一生懸命に仕事ができます。頑張りすぎちゃうほどです(笑)。
――店名の由来は?
 中国茶は製法によって何千種類もの香りがあり、香りがとても重視されます。だからお店の名前も『香りが漂う・・』という想いで付けました。お料理は薬膳の基本ともいえるお粥と薬膳スープをメインで提供しています。お粥には食材の薬効がとけ込み、余すことなく摂取できます。スープは生薬たっぷりで、家庭では作れない、手間ひまかけた薬膳料理をお出ししています。四物湯スープも、体調不良の時や疲れた時に効果があります。
――お茶の世界は奥が深いですよね。
 日本の方に中国茶の良さを分かっていただく説明が難しいので、煎茶道(賣茶流)を勉強し師範を取りました。日本茶と中国茶の例を出して説明できますので、お客さまも分かっていただけるのではないかと思っています。いつも私がお客さまであったら、何を提供すれば喜ばれるかと考え、価格も主婦目線で設定しています。着付けも勉強しましたが、日本には素晴らしい文化があります。それを学べることはとても幸せです。
 帰中した時の同級生との会話は体のことが多いですね。そういうことが頭に残っているのか、病気になる前の体調管理ができることは、最高の医者だと思っています。そのお手伝いが私の使命です。人脈もないところで一人でやっている。だから一生懸命やるしかないと思っています。頑張ったから今があると思っています。支えてくださった皆さんに感謝です。


にしやま・あみさん
中国福建省生まれ、半田市在住
趣味:茶畑巡り、食べる事、日本茶文化
好きな言葉:⑴「百善孝為先」百の善行の第一は親孝行から(親が生きているうちに出来ることをやっておかないとと思って、毎日両親に電話しています。年に2回ほど中国に帰っています)
⑵「一期一会」
資格:国際中医薬膳師、中国茶高級茶芸師・評茶師、煎茶道賣茶流師範、
日本語検定1級。 

漂香茶館
半田市有楽町8-27-1
営業時間:11:00〜15:00(ランチ)
     17:30〜22:00(ディナー)
定休日:月曜日
電話:47-6897
facebook nishiyama.ami.
http://hyokochakan.jp/

 

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