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会員トピックス - ひと


 

■お客さまの立場に立った真摯な対応

2014/11/26(水)

 
株式会社森島商店 代表取締役社長 森島英和氏
 
 「半田で生まれ育ちましたので、外の空気も吸ってみたいと思い大学は京都の方へ行かせてもらいました。その際、祖父(故人)や叔父(現会長)を始め、多くの方にお世話になりました。今私はその恩返しとしての思いで、当社を次代へとつなぐため各方面の環境整備をすることが使命と思っています」
 小学生の頃に父親を亡くした。当時、現会長が現場を担っていたが、会社の大黒柱であった兄を突然失い、創業者である先代を中心に会長を専務として家族・社員が一丸となってこの苦境を乗り越えた。
 「その姿を見ていますから、自然の流れで家業を継ぐものだと思っていました。夏休みは会社でアルバイトをし、卒業後も会長が懇意にしていた同業他社に出向の形で2年間修業に出ました」
 同社は初代の奉公先から屋号、平を暖簾分けしてもらい市内本町に1915年鉄くずのスクラップ回収業を開始。51年に法人に改組。65年に浜田町にプレス工場を建設し、72年本社機能を現在地(浜田町)に移転し、翌年新工場を増設。75年にスクラップシャー(ギロチン)を導入し、90年に両工場を一体化した。鉄・非鉄金属のスクラップ加工処理及び販売を手がけている。
 「昔からお客さまを大事にし、正直に商いをしてきました。お客さまの立場に立った真摯な対応。例えば鉄骨を売りにみえたお客さまの品物の中に非鉄(アルミ、真鍮、銅など)が混在していれば、それぞれを計量して応じた価格で購入しました。信頼関係を大切にしてきましたので、お客さまの口コミで商売も広がっていきました」
 その姿勢を貫き、問屋としてしっかり地に足をつけて真面目な商売に徹してきたことが100年という長い間事業を継承し続けることが出来た証しなのだろう。
 「ここまで長い間やってこれたのも、地域の皆さまの支えがあってこそと思っています。また、社員の頑張りも当社の自慢できる所で、本当に数少ない人数の中よくやってくれていると思っています。家族的な雰囲気の中、一応定年は定めていますが、働けるうちはいつまでもという方針でやっています。今、72歳の人も元気で働いています」
 近年特に作業は機械化されてきたが、まだ「技」が必要とされる箇所もある。現在は息子さんや甥御さんが中心になって働いているが、もっと若い人にも入社してもらって、技術を継承して欲しいと思っていいると言う。
 「事務所は弟である専務に経理から各商社、同業他社とのお付合いを任せています。デキル男なので安心して任せられます。私は酒が飲めないので付合いはあまり得意ではなく、店番を兼ねた雑用係みたいなものです。でもこれからは会長に習って商工会議所さんとのお付合いもさせていただくことになりましたので、地域の皆さまにこれまでのお礼をしていかなければいけないと思っています」
 様々な対応に追われる日を送るが、ホッと一息つくのが家で母親と夫人と一緒に過ごす時間。買い物に付き合ったり、近場の温泉でゆっくり過ごす。
 「友達は定年を迎え、ゴルフに行くのも平日。私とすっかり時間帯が変ってしまったので、なかなかゴルフのお誘いがかからず、もう2年半もクラブを握っていません。代わりに暇な時はパソコンで全国のマージャン仲間と毎夜、手合わせを楽しんでいます」

 「今後、息子や甥には他人に迷惑をかけることなく今までの会社の良い伝統は引き継ぎフレッシュな感覚で新しいアイデアを取り入れ、途切れることなく、この会社を何十年も守っていって欲しいと願っています」
 バトンを確実に渡すその日まで、ゆっくり誠実に走り続けることだろう。


もりしま・ひでかずプロフィール
1949年半田市生まれ。71年立命館大学経営学部卒業。同年入社(愛知県金属(株)出向)。73年同社の現場勤務。86年事務所担当に入る。2006年現職。半田市在住。当所議員。
 

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