半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

会員トピックス
はんだの元気印企業

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おらが作る魂の餃子を召し上がれ!

2026年7月31日(金)

お持ち帰り専門店 餃子のおら

青山にある「餃子のおら(以下、青山店)」が、テイクアウト専門の「お持ち帰り専門店 餃子のおら(以下、当店)」をオープンして3年が経った。
 かつて半田で持ち帰り餃子といえば、半田商工会議所の向かいにあった名店「三七福(みなふく)」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。当店もそんな風に「餃子と言えば、餃子のおら」と多くの方々に思い浮かべてもらえるよう、地域の皆様に認知され、愛されるお店になるよう努めている。

【地元食材とミツカンのポン酢に込めた、深い半田愛】
 当店で扱う商品は、青山店でも人気の中華料理だ。看板メニューの餃子はもとより、中華弁当やオードブル(ともに要予約)も取り揃えている。食材は国産にこだわるだけでなく、仕入れも市内の店舗から行う徹底ぶりだ。さらに餃子のタレには地元ミツカンのポン酢を採用するなど、随所に深い“半田愛”があふれている。

【常連客から看板スタッフへ!店を支える笑顔の田中さん】
 この自慢の餃子を一つひとつ丁寧に「握る(大将の表現)」のは、半田市在住の田中さん。もともと青山店の常連客だった田中さんが、お店を訪れた際、大将から「手伝ってほしい」と声をかけられ、「お昼の時間帯なら」と本業との掛け持ちで引き受けてくれた。頑張り屋の田中さんは、いつも素敵な笑顔と細やかな気配りで店を支えている。

【誰もが「ウマい!」と唸る、安心・安全のこだわり餃子】
 店名にも掲げる餃子は、一口サイズで薄皮なのが特徴。驚くことに、夏と冬で味付けを微調整している。焼き上がった状態でのテイクアウトはもちろん、生餃子や冷凍餃子を持ち帰り、自宅のホットプレートを囲んで熱々を味わうのもおすすめ。一口食べれば、誰もが思わず「ウマい!」とうなる、安心・安全の味。「子どもからお年寄りまで、全世代に食べてほしい」と大将は語る。


【「夜も開けたい!」家族団らんへ餃子を届けるためのスタッフ募集】
 しかし、現在の当店の営業時間は11:00~13:30と、お昼時のみにとどまる。「本当は仕事帰りの方にも立ち寄ってほしいから夜も開けたいんだけど、いまスタッフを募集していてね。夕方の3~4時間、働いてくれる元気で真面目なスタッフさんに、販売のお仕事をぜひ手伝ってほしいです」と大将は呼びかける。家族団らんのひとときに自慢の餃子を届けるため、夕方から夜にかけての営業を目指すのが、大将の今の願いである。


【我が子への愛から始まった「断酒」が、店に良い縁を運ぶ】
 プライベートでは、4歳と6歳の子を持つ父親でもある大将。実は7年前、子どもを迎えるにあたってお酒を断った。それまでは自他ともに認める「酒癖の悪さ」だったそうだが、「子どもにそんな姿は見せたくない」と一念発起。禁酒を機に新たな仲間や周囲の人が増え、今では青山店も非常に良い雰囲気に包まれている。

【プロや食通も納得!あの本格中華の味をご家庭で】
 そんな青山店には、県内外から和食の料理人や会社経営者など、舌の肥えたお客様が多く集まる。プロや食通をも納得させる味と素材だからこそ、その美味しい“中華”を家庭で手軽に味わえるのが当店の最大の強みなのだ。
 大将の夢は、息子たちがこの店を継いでくれることだ。「57歳の私も、生涯餃子を握り続け、東海3県にネット販売できるよう目指して頑張っています」と語る。
 「青山店は席数が限られており、ご不便をおかけすることもありますが、そんな時はぜひ当店でテイクアウトを。もちろん青山店でも焼き餃子や冷凍餃子は購入可能です」
 見た目は俳優の生瀬勝久さん、声は竹中直人さん似の大将。「恥ずかしがり屋だから写真は勘弁してよ」とはにかむ。ぜひ一度、その温かい人柄と魂の餃子に会いに、お店へ足を運んでみてはいかがだろうか。     

(取材:加藤由香恵)

【住所】 半田市清城町1-2-5 【営業時間】 11:00~13:30
【定休日】 毎週月曜・火曜   【TEL】 0569-33-9006



壊すことは、創ることへの第一歩

2026年7月6日(月)

転生ブレイク(株)

 半田の街を歩けば、新しい住宅が建ち、古いビルが形を変え、常に変化し続ける風景に出会う。その変化の起点となる「解体」という仕事に、ひときわ熱い情熱と、ユニークな社名を掲げて取り組む企業がある。柊町に拠点を構える「転生ブレイク㈱」だ。

■ 経験から培った情熱と、創業への歩み
 代表の千葉侑樹氏と解体業との出会いは、大学時代に、友達がやりだした解体事業のアルバイトだった。それを機会に、バックホウ(重機)の免許をはじめ、業務に必要な各種資格を貪欲に取得していった。その後、一度は自動車販売や造園業など異なる業界を経験。しかし、様々な世界を見たからこそ、改めて「解体事業」が持つ可能性や、街を新しく創り出すという夢を強く実感することになる。「これこそが、今後の人生をかけた仕事だ」、その決意を胸に、2020年2月、半田市柊町にて「転生工業」として創業。着実に実績を積み重ね、2022年1月に「転生ブレイク㈱」として法人化を果たした。


■「転生」という名に込められた想い
 同社でまず目を引くのは、やはりその社名。「解体」から連想されるのは、一般的には「終わり」や「消滅」かもしれない。しかし、千葉代表が掲げる「転生」という言葉には、全く逆のポジティブな意味が込められている。建物は、そこに住む人、働く人の記憶が刻まれた場所である。その役目を終えた建物を一度フラットな状態に戻すことは、決して破壊ではない。新しい生活が始まり、新しいビジネスが産声を上げるための「再生の儀式」とも言える。古き良きものを整理し、新しい命を吹き込む準備をする。同社にとっての「ブレイク(解体)」は、まさに次のステージへ向かうための「転生」のプロセスである。

■ 7名のプロ集団による自社施工と、徹底した配慮

 同社の方針は、「安心、安全、迅速、丁寧な仕事を常識的な価格で提供」すること。このモットーを体現するため、現在は総勢7名のスタッフによる「自社施工」体制を目指している。下請け任せにしない体制だからこそ、元請企業や施主様からの「こうして欲しい、あれをやって欲しい」という現場の細かな声を何よりも大切に受け止め、柔軟かつ迅速に対応できるのが大きな強みである。
 また、解体工事の現場は常に危険と隣り合わせであり、騒音や振動といった課題も避けては通れない。だからこそ、同社が最も大切にしているのが「近隣への配慮」と「法令遵守」。工事着手前の丁寧な近隣挨拶はもちろん、防音・防塵対策の徹底は、地域密着型企業としての譲れないこだわりである。「転生ブレイクに頼んでよかった」という施主様の声だけでなく、近隣住民からも「しっかりした業者さんだったね」と言われる真摯な姿勢が、同社への信頼を確固たるものにしている。
 加えて、現代の解体業において欠かせないアスベスト(石綿)除去に関する安全管理の徹底や、産業廃棄物の適正処理・削減にも注力。愛知県の産業廃棄物収集運搬業の許可(02300228308号)を取得しており、現場から出るコンクリートガラ・加工石のリサイクルを実施するなど、廃材を「ゴミ」ではなく再資源化可能な「資源」として適切にハンドリングしている。また、同社では2026年5月に「SDGs宣言」を策定。「サービス」「環境」「人権・働きがい」「地域貢献・社会貢献」の4つの柱を掲げ、アイドリングストップ等のCO₂排出量削減、健康経営やハラスメント防止による職場環境づくり、空き家除却を通じた地域課題解決など、事業活動を通じた持続可能な社会の実現へ本気で取り組んでいる。ただ壊すだけでなく、地域と地球の未来を見据えた真摯な姿勢が、同社への信頼を確固たるものにしている。


■ 結びに代えて
 「壊す」という仕事を通じて、半田の街の「創る」を支える。内装の一部解体から、大規模な建物のスケルトン工事、そして更地化まで、多岐にわたるニーズに応える技術力と、それを支える誠実な人間性。同社が地域で選ばれ続けている理由は、単なる施工スキルの高さだけでなく、代表をはじめとするスタッフ一人ひとりの「顔が見える安心感」にある。
 同社の仕事は、今日もどこかで新しい物語の始まりをサポートしている。身近で建物の維持管理や建て替え、あるいは店舗の刷新を考えている方がいれば、ぜひ一度、この情熱溢れるプロフェッショナル集団にご相談ください。そこには、ただの作業ではない、未来を見据えた「再生」の提案が待っているはずである。(取材:中村稔晴)

【住所】本社:半田市柊町4-200-3 
 資材センター:半田市岩滑西町2-47-8
【代表】千葉侑樹
【TEL】0569-58-1479  【FAX】 0569-59-3181
【定休日】日曜日・祝祭日



パン屋の枠にとどまらず日々の食を豊かに

2026年6月1日(月)

海音(カノン)

半田市にある海音。天然酵母パンの店として知られるこの場所で、いま注目を集めているのが「玄米めん」だ。この取り組みの背景にあるのは、「“玄米が好き”というシンプルな想い」。ご夫婦で営む同店の奥様は、そう語る。もともと酵素玄米を練り込んだパンを作ったり、土曜日限定で玄米のお弁当を提供するなど、日常的に玄米を取り入れてきた同店。さらに、美浜町で自然農法による米づくりにも取り組み、食材そのものと向き合う時間を大切にしてきた。
 ただ、自ら育てた米は収穫量に限りがある。そこで出会ったのが、「玄米を麺にする」という発想だった。美浜町で育てた米を製麺所で加工し、玄米めんとして届ける。これまでの積み重ねが、新たなかたちへとつながっている。
 「玄米の栄養を、もっと手軽に摂ってもらいたくて」。奥様は、そう語る。日々の食事の中で無理なく取り入れられることを大切にしながら、この玄米めんを形にしたという。 
 販売が始まると、その味わいと希少性から評判が広がり、入荷してもすぐに売り切れてしまうほどの人気となっている。
 この玄米めんは、うどんやパスタ、ラーメンなど、さまざまな料理にアレンジできるのも魅力のひとつだ。実際に手に取ってみると、もっちりとした食感と、噛むほどに感じるやさしい風味が印象的で、どんな食べ方でも自然と食卓になじむ一品となっている。
 また奥様は、小麦についてもこう話す。「輸入小麦に比べて、国産小麦はグルテン量が少ないといわれています」。半田市には、素材にこだわったパン屋が多く、同店もそのひとつだ。グルテンフリーを意識している人にとっても、日々の選択肢の中で無理なく取り入れられる環境が整っている。
 「ずっと我慢するのではなく、時には楽しむことも大切にしてほしい」。そんな想いから、グルテンフリーに取り組む人にとっての“選択肢のひとつ”としても、この店を利用してほしいと話す。
 パン屋という枠にとどまらず、日々の食をどう豊かにするか。その積み重ねの中から生まれた玄米めんは、これからの食のあり方をやさしく示しているようにも感じられる。
 まだ知らない人がいるなら、ぜひ一度手に取ってみてほしい。海音には、日常の中に無理なく取り入れられる“やさしい選択”がある。   (取材:大岩咲紀)

【住所】半田市清水北町60
【TEL】 0569-22-5530
【定休日】日・月曜日
【営業時間】10:00~18:00(なくなり次第閉店)
      土曜日 10:00~16:00





贈るのは果物ではなく、「想い」そのもの

2026年5月7日(木)

フルーツショップカミヤ (㈱神谷商店)

■全国へ価値を届ける贈答品店への進化
 半田市で歴史を重ねた果物店が、従来のあり方を一新し、贈答品専門店として生まれ変わりました。「私たちは果物を売りません。『想いの形』をお届けします」。新たな歩みを始めた同店の目指す姿を、代表の東哲也氏はこの言葉に凝縮させています 。

■徹底した「差別化」と「本質」へのこだわり
 現在、日常的な果物はスーパーやコンビニエンスストアでも手軽に手に入るようになりました。そうした時代の流れの中で、東氏が導き出した答えは、徹底的な「高級贈答品」への特化です。カミヤが取り扱う果物は、市場でも最高級とされる「特選」や「秀」といった等級の中でも、さらに選び抜かれたものばかりです。しかし、東氏は「高い仕入れ値の、美味しいフルーツを並べるだけでは不十分だ」と断言します。
 「私たちが目指しているのは百貨店レベル、あるいはそれを超える品質です。贈った方が誇らしく思え、受け取った方が驚き、感動する。その体験こそが、私たちが提供する価値なのです」

■細部に宿る「おもてなし」の精神
 そのこだわりは、果物そのものに留まらず、包装や演出の隅々にまで及んでいます。店内を覗くと、そこには従来の果物店のイメージを覆す光景が広がっています。
 一つひとつ丁寧にラッピングされたリンゴ、高級和菓子を思わせる趣のある仕立て、そして重厚感のあるオリジナルの木箱。リボン一つ、シールの位置一つに至るまで、スタッフ全員が「どうすれば贈り主の気持ちがより美しく伝わるか」を試行錯誤し、磨き上げています。
 例えば、スイカ一玉であっても、カミヤの手にかかれば芸術品のような装いへと変わります。こうした徹底的なこだわりが実を結び、かつては三越などの高級百貨店で購入されていたお客様が、今ではカミヤを選んでくださるようになっています。

■半田から全国へ。広がる「カミヤ」の価値
 202525年12月の移転・再始動以来、カミヤは日々進化を続けています。店舗での対面販売に加え、現在はオンラインストアの構築も進めており、半田の地から全国の法人・個人のお客様へ、その価値を届ける準備を整えています。また、地域との繋がりも大切にしており、2026年4月からは半田市の婚姻届提出者に贈られる結婚祝品(カタログギフト)にも参画しています。人生の門出という最も大切な場面で選ばれる店でありたい。そんな願いが、着実に形になりつつあります。
 「昨日と同じことをしていては、成長はありません。毎日変化し、進化し続けることでしか、お客様の期待を超えることはできない」と語る東氏。「果実ギフト専門店 カミヤ」が届けるのは、旬の香りと共に、言葉では言い尽くせない感謝や敬意といった「目に見えない想い」です。大切な誰かを想うとき、真っ先に顔が浮かぶ場所。そんな究極の贈答品店を目指し、カミヤの挑戦はこれからも続いていきます。  (取材:藤井悠美)


【住所】半田市宮本町6-213-1
【代表】東 哲也
【営業時間】10:00~18:00
【TEL】23-1318
【定休日】不定休 




建築士の視点と表具師の技が創る、「魅せる」リノベーション

2026年3月31日(火)

KANEMITSU株式会社

半田市美原町に拠点を構える「KANEMITSU㈱」。同社は先代から続く表具・内装業として1967年4月に設立した地域に密着した事業所だ。現在は一級建築士と一級表具技能士の二つの国家資格を保有し、設計から施工まで自社一貫体制で行う「町のリフォーム・リノベーション屋さん」として、多くの信頼を集めている。今回は、代表の福添信一氏に話を伺った。


■「建築士の眼」と「職人の技」が呼び覚ます、古民家の真価
 同社の最大の独自性は、仕上げの美しさを追求する「表具師」としての感性と、建物の構造を知り尽くした「建築士」の視点が、高次元で融合している点にある。福添代表のモットーは「見えない下地工事からの徹底したこだわり」だ。この強みが最
も発揮されるのが、昨今需要が高まっている古民家再生の分野である。
 単に古さを繕うのではなく、建物の「素顔」を読み解くことから同社の仕事は始まる。立派な梁や柱、開放感のある吹き抜けを、解体プロセスの中で丁寧に見極め、再び主役として表舞台へ引き出す。例えば、塞がれていた天井を取り払い、あえて構造材
を露出させることで、現代の建築にはない圧倒的な重厚感と開放感を創出する。
 こうしたダイナミックな空間構成に加え、一級表具技能士ならではの緻密な装飾技法が、事業所に唯一無二の価値を与える。本物の「もみじ」を漉き込んだ和紙や、光の陰影で表情を変える「透かし襖(すかしぶすま)」、意匠性の高い障子紙など、伝統的な建具や素材を自在に組み合わせる提案は、まさに同社の真骨頂だ。他店との差別化を図り、自社のブランド価値を空間で表現したい飲食店やサービス業のオーナーにとって、この「技術の掛け算」によるリノベーションは、強力な武器となる。

■BCP対策の新提案、耐震シェルター「剛建」
 昨今、事業所にとって避けて通れない課題が「地震対策」や「BCP(事業継続計画)」の策定だ。そこで同社が特に注力しているのが、愛知県内の鉄工所が開発した耐震シェルター「剛建」の設置提案である。「剛建」は、既存の建物内に「頑丈で安全な部屋」を確保するという発想から生まれた木造軸組み構造のシェルターだ。その最大の特徴は、木造の軸組み柱で組まれた本体の上に、角鋼管を配置したハイブリッド構造にある。これにより、万が一、2階部分が崩落して乗っかってきても、その荷重を強固に支え、内部の安全を死守する仕組みとなっている。
 「建物全体の耐震改修には多額の費用と時間がかかるが、『剛建』なら最短1日での施工が可能。業務を止めることができ
ない店舗や、重要書類を守りたいオフィスにこそ、この『目に見える安心』を導入してほしい」と福添代表は語る。設置に伴う床の補強工事も一級建築士の知見を活かして自社で完結できるため、導入のハードルは極めて低い。

■地域の「困りごと」に寄り添うパートナーとして
 同社は長年、地域に深く根ざし、一人ひとりの暮らしの困りごとに真摯に向き合うことで、揺るぎない信頼を築いてきた。現在は一般家庭向けのサービスが中心だが、今後はその培われた確かな技術を、地域の事業所や店舗が抱える課題解決にも広く展開していく構えだ。
 一級建築士としての専門的な知見と、職人の細やかな感性を融合させ、働く空間の安全性や資産価値をリノベーションする。地域の「生活」と「事業」の両面を支える真のパートナーとして、同社はさらなる進化を続けていくだろう。建築士の視点と表具師の技が創る、「魅せる」リノベーションをぜひ事業所に取り入れてはいかがだろうか。(取材:濱島千尋)


【住所】 半田市美原町1-228
【代表】 福添信一  【TEL】 0569-28-3110