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◆◆◆寒い冬と高血圧◆◆◆

2012年12月2日(日)
 血圧が高い人にとって寒い冬は注意が必要な季節です。寒くなると体温を逃がさないように血管が収縮するため血圧が上がりやすくなります。高血圧は自覚症状があまりないため放置されることも多く、心筋梗塞や脳卒中を引き起こすことのある怖い病気です。

<寒さによる高血圧の原因>

寒さで末梢血管が収縮し、血液が血管を流れるときの抵抗が強くなるため、強い圧力が必要になります。さらに、寒さにより皮膚が刺激を受けることで交感神経が興奮し、血圧の上昇をもたらします。皮膚への刺激による血圧の上昇は、熱さや痛みなどでも起こりますが、寒さや冷たさによる刺激はより血圧への影響が大きくなります。とくに冬では全身の皮膚に寒さという刺激を感じるので、血圧が急激に上がってしまうことが多いのです。
血圧が上がりやすい状況としては、「夜中にトイレへ行く」「朝起きてすぐに活動する」「暖房のきいた暖かい場所から寒い場所へ行く」などがあります。このようなときは急激に血圧が上昇し、心筋梗塞や脳卒中の危険性が高まります。普段から血圧が高めの人は動脈硬化のために血管の内部がせまくなり、動脈の弾力が弱くなっているため、特に注意が必要です。

<寒さによる高血圧への対策>

・夜間トイレにおきる時は靴下や上着を着用するなどの防寒対策をする
・起床時はすぐに動かず布団の中で身体をほぐして、服を着て暖かくしてから活動する
・室内のみでなくトイレや脱衣所も暖める工夫をする
・お風呂は40℃以下のぬるめのお湯にゆっくりつかる
・かけ湯をして徐々に体を温めてから湯に入る

普段から血圧が高めの人は、少しの寒さにより血圧が上がってしまうので十分注意しましょう。



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製造業は日本に帰れ(平成24年12月号) 

2012年11月26日(月)
製造業は日本に帰れ(平成24年12月号)   過去20年にわたり、米国の製造業はその生産拠点を、中国などに移転して来た。1979年には、2000万人雇用していた製造業が、2010年には、1200万人の雇用に減ってしまった。
 ところが、米国でこのところ、製造業の国内回帰傾向が目立って来た。GE(家電)は中国からケンタッキーへ、マスター・ロック(鍵)は中国からウィスコンシンへ、キャタピラー(建設機械)は日本からテキサスへ…などと、その例は枚挙にいとまがない。
 その背景としては、最大の移転先である中国の状況がある。
中国の平均賃金は、過去5年、毎年約20%上昇、今後もこの傾向が続くと見込まれている。労使紛争も頻発、しかも、中国共産党は外資系企業の労働組合の中に共産党支部を設けることを要求する動きを見せている。
 また、労働生産性という点から見ると、米中それぞれの製造業の生産高は大差がないのに、中国の製造業就労者数は、1億2000万人と、米国の10倍である。即ち、中国の労働生産性は、米国の10分の1ということになる。しかも、米国の賃金の方は、下落傾向にある。
 更に、その他のコストについても、電力料金は、ここ2年で15%上昇しているのに対し、米国ではエネルギー・コストは下落しつつある。
 このような傾向を、オバマ政権も本年一月の一般教書演説で後押しする態度を鮮明にし、税制等各種の奨励策を提言している。
 顧みて、日本の状況を点検してみよう。製造業がなだれを打って中国をはじめとする新興国に移転する傾向は、日本も例外ではない。1990年代以降、日本の製造業の雇用者数は3分の1も減少した。衣料、おもちゃほか身辺雑貨など、比較的単純な工程で製造できる製品については、日本製のものを見出すことが難しいくらいである。
 中国への外国企業の投資は、近年、日本がナンバー・ワン。日本企業の中国人労働者の雇用は、直接間接を含め、1000万人に及ぶ。その中国とは、尖閣諸島問題を契機として、厳しい緊張関係にあり、連日、中国全土に拡がり、しばしば暴力化した抗日デモで、日本企業、日本製品が深刻な被害を受ける事態となっている。
 過去10年にわたり、多くの外国企業が、自国を含め世界市場に向けた製造・輸出の拠点として中国を選び、中国は「世界の工場」と呼ばれるまでになった。
 米国企業が中国に背を向ける兆候は、世界の企業が中国の経済と社会に不安を感じはじめ、投資先を多角化しようとしはじめたことを示している。
 勿論、中国という13億人の巨大な市場を無視することはできない。その中国市場向けの製品を中国で製造することは必要だろう。しかし、日本向けの製品まで中国その他の新興国でつくることはない。日本市場向けの製造業は日本に回帰し、日本でしかできないモノづくりを日本の顧客に提供してもらいたいものである。

株式会社日本格付研究所 代表取締役社長 内海 孚

(うつみ・まこと プロフィール)
昭和9年東京生まれ。昭和32年東京大学法学部卒業後、大蔵省入省。フランス留学ののち、在ベルギー日本国大使館書記官、内閣官房長秘書官事務取扱、主税局税制第一課長、東京財務局長、在アメリカ合衆国日本大使館特命全権公使、国際金融局長を経て、平成元年財務官。大蔵省退官後、平成4年より慶応義塾大学商学研究科教授。平成13年1月より(財)国際金融情報センター理事長。平成16年6月より鞄本格付研究所取締役社長。


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「東へ西へ〜新美南吉生誕100年PR隊〜」(平成24年12月号)

2012年11月26日(月)
「東へ西へ〜新美南吉生誕100年PR隊〜」(平成24年12月号)  「旧西郷従道住宅」「旧品川燈台」「聖ザビエル天主堂」「帝国ホテル中央玄関」「半田東湯」
・・・もうおわかりと思いますが、博物館明治村にある建物です。
 明治村には、重要文化財、登録有形文化財の建物が多々ありますが、その中の一つに、重要文化財「旧宇治山田郵便局舎」があります。
 新美南吉記念館と半田市観光協会では、10月20日から、この建物内に「新美南吉生誕100年PRブース」を開設しました(平成25年2月17日までの予定です)。
・新美南吉、半田市の紹介パネルの掲示
・「南吉童話と明治の灯り」と題した、童話「おじいさんのランプ」をテーマにしたパネル展示
・南吉童話絵本コーナー
・「灯り」をテーマにしたメッセージ募集コーナーの設置
 専用のカード(ランプの形)にそれぞれの灯り(未来への希望・願い)を記入していただき、専用BOXへ投函。後日、新美南吉記念館の専用コーナーへ展示予定。
などを4ヶ月間にわたって開催しています。
 11月10日(土)・11日(日)には、村内の「半田東湯」で、「ごん吉くんと写真撮影」「ワークショップ〜Gon-ART」などの、特別PR企画を行いました。
 今まで、新美南吉生誕100年PRの多くは、「第7回はんだ山車まつり」のPRとタイアップで進んできました。半田市観光協会では、そのお手伝いをさせていただくとともに、「新美南吉生誕100年」の好機に行なうPR企画を、新美南吉記念館のみなさんとともに検討してきました。
 PRは、半田市民のみなさまへのアプローチと他市町(他府県)へのアプローチがありますが、観光協会が担うのは後者ですので、来年1年間ロングランで開催される生誕100年記念事業のイベントごとの集客ととともに、「新美南吉が生まれ育った半田へ。新美南吉(南吉の作品)を顕彰する記念館へというお客様がじわじわと右肩上がりになるには」を考えることに辿り着きました。
 今回の明治村での長期展示は、8月の「木糸土」「ハレノヒ」(全国展開の雑貨店)、9月のメルヘンハウス(名古屋市の絵本専門店)に次ぐ第3弾企画です。8月の企画は、宮城・東京・神奈川・大阪・福岡の8店舗でパネル展示等を行いました。9月のメルヘンハウスは、展示だけではなく体験企画を盛り込むことができました。
 新美南吉記念館は、12月中、展示リニューアルのため休館(1月5日リニューアルオープン)となりますが、生誕記念事業も本格的に動き出す新しい年に向けて、PR隊の東奔西走は続きます。


特定非営利活動法人半田市観光協会 事務局長 松見直美



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◆◇◆インフルエンザの流行する季節になりました◆◇◆

2012年11月9日(金)
〜予防の基本は外出後の手洗い・うがい、マスクの着用〜

■予防の基本@ 予防接種を受ける。
予防接種を受けてから、効果が出るまでに約2週間かかります。早めの接種(12月まで)がお勧めです。体調が良い時に受けましょう。

■予防の基本A 手洗いをする。
帰宅時・食事の前・不特定多数の人が触るもの(ドアノブ・スイッチ等)に触れた後など、こまめに手を洗いましょう。手を拭くタオルや水道の蛇口も清潔に保ちましょう。

■予防の基本B うがいをする。
最初に口の中の汚れを落としてから(ブクブクうがい)、のどの奥までしっかりうがいをしましょう(ガラガラうがい)。

■予防の基本C 咳エチケットを守る。
咳やくしゃみが出そうになったら、ティッシュなどで鼻と口を押さえ、まわりの人から顔をそむけて2mほど離れましょう。症状のある人は、使い捨ての不織布マスクの着用が望ましいです。使用後のティッシュは、すぐにふた付のゴミ箱へ捨て、手を洗いましょう。
※市内在住で、接種時に65歳以上の方・60〜64歳で一定の障がいのある方には、予防接種費用の助成があります。
                         
★予防@ うがいをする。
外にいる時も室内でも定期的にうがいをしましょう。うがいは口やのどを洗浄するだけでなく、のどの粘膜を潤してウイルスの防御機能を高めます。

★予防A 手洗いをする
帰宅時・食事の前・多数の人が触る物(ドアノブ・スイッチ等)に触れた後等、こまめに手を洗いましょう。タオルや水道の蛇口も清潔に保ちましょう。

★予防B マスクを着用する、咳エチケットを守る。
咳をすると、2m先まで菌が飛びます。咳をするときには、手で口を覆うか、マスクをつけましょう。使用後のティッシュは、すぐにふた付のゴミ箱へ捨て、手を洗いましょう。

★予防C 外出を控える、人混みを避ける。

★予防D 予防接種を受ける。
インフルエンザワクチンの有効期限は約5カ月です。接種から効果が出るまで約2週間かかります。早め(12月上旬まで)に接種することをお勧めします。

★予防E しっかり食べて、しっかり寝る。

★予防F 早めに受診し、早めに休息をとる。
※市内在住で、接種時に65歳以上の方・60〜64歳で一定の障がいのある方には、予防接種費用の助成があります。      

 保健センター

 


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「新美南吉生誕100年に向けて、オリジナル事業を展開中です!!」(平成24年11月号)

2012年10月26日(金)
「新美南吉生誕100年に向けて、オリジナル事業を展開中です!!」(平成24年11月号) 「第7回はんだ山車まつり」から、1か月が過ぎようとしています。(…月日が駆け足で過ぎて行くと感じているみなさんも多いのではないでしょうか。)
 半田の2大企画として、はんだ山車まつりとともにPRを進めてきた「新美南吉生誕100年」がいよいよ主役となる秋です。「はんだ山車まつり」は、長期にわたる入念な準備のもと、その英知を2日間に集約しましたが、新美南吉生誕100年は、1000前カウントダウンから始まり、来春からは、記念事業がいよいよ本格的にスタートします。
 半田市観光協会では、今春から運営を始めた新美南吉記念館の喫茶コーナー「Café&shopごんの贈り物」のスタッフを中心にNPOへの助成金を活用した事業を始めています。

★その1 GON-Art(ごんのペイント企画)
 知多信用金庫夢サポートの支援を受けて進めている「GON-Art」は、「真っ白な僕をいろんな色にぬってね!」が合言葉です。きつねの形をした土人形をカラフルな絵の具でペイントをしてオリジナルのごんぎつねを創っていただき、新美南吉生誕100年への機運を盛り上げようと企画しました。
 7月末の「新美南吉99年祭」では、新美南吉記念館の芝生広場にテントを建て、初めて「GON-Art」体験コーナーを試行しました。猛暑の言葉がぴったりの3日間でしたが、芝生広場の木陰は風通しが良く多くの方に体験していただくことができ、「ごんぎつねがいっぱい・・・」に向けて、スタートをきることができました。また、夢サポートでご支援いただけることにより、中型・大型の土人形を製作できることになりましたので「GON-Art」を一層アピールすることができます。

★その2 ポケットサイズの南吉さんの童話絵本
半田市市民活動助成金の支援を受けて製作する「ポケットサイズの童話絵本」は、
・「手袋を買いに」
・「ごんぎつね」
・「おぢいさんのランプ」
・「でんでんむしのかなしみ」
・「詩集」
の5作品のです。
 今まで数回にわたって開催してきた「新美南吉おはなし創作展」でご縁が生まれたイラストレーターさんたちに表紙と挿絵を描いてもらっています。新美南吉記念館で運営している「café&shopごんの贈り物」のサポーターとスタッフが中心となり取り組んでいますので、企画・編集「ごんの贈り物」、発行所「特定非営利活動法人半田市観光協会」とし、「ちいさなごんの贈り物books」シリーズとして1冊500円で販売中です。
 新美南吉童話については、あらすじ集を試作したこともありますが、生誕100年が近づくにつれて訪れるお客様の新美南吉(作品)への造詣の深さを感じます。お客様との会話を進めるのに代表作を読み込んでいるといないではおもてなし力が随分違うように思います。
 今回の童話絵本はコンパクトなサイズにし、地元の方々には手軽に持っていただき、遠方からご来訪の方にはお土産として購入していただけるように工夫をしました。


特定非営利活動法人半田市観光協会 事務局長 松見直美



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大震災後の危機をどう乗り切るか(平成24年11月号)

2012年10月26日(金)
大震災後の危機をどう乗り切るか(平成24年11月号)  昨年3月の東日本大震災は、日本のエネルギー供給構造の脆弱性をまざまざと浮かび上がらせた。原子力発電所の稼働が次々と停まり、電力の供給不足から生産活動に影響が及んだ。このようなエネルギー危機は、初めてではない。1973年の第1次石油危機の際にもエネルギーの供給不足をきっかけに、日本経済は停滞に転じた。
 しかし、前回のエネルギー危機では石油から原子力へとエネルギー転換を図ることによって、これに対応する余地があった。また、産業の現場では、省エネルギーを進めることによって生産性をあげて、この危機を克服した。トヨタ生産方式が確立したのも、このような時期であった。いわば産業全体を筋肉質にすることで乗り切ることができた。
 今回の危機には、前回のような対応だけでは乗り切ることはできそうにない。原子力に代わる再生エネルギーへの期待も高まっているが、太陽光発電にしても、風力発電にしても原子力発電に代替できるだけの量を積み上げることは容易ではない。原子力発電所の停止による電力供給の制約は,日本経済にとってのかなりの制約となると考えざるをえない。このようなエネルギー制約に加えて、日本社会の少子高齢化が急速に進みつつあることは、日本経済の将来に対する不安と閉塞感をもたらしている。
 しかし、国内だけではなくアジアに目を向ければ、現在の状況を打破する良い知恵が出てくるのではないだとうか。私は、この1年間にミャンマー、インドネシアなどに出かけて、現地の企業やそこで活動している日本企業を観察してきた。そこで感じたことは、。ミャンマー、インドネシアの経済は、タイ、マレーシア、シンガポールなど先行して発展した国と密接に結び付きながら、ダイナミックな発展を遂げている。日本企業もその結びつきの輪の中に入って、そこのエネルギーを取り込みながら、将来の発展を考えてみることが大事ではないかと思う。
 日本企業の海外展開はすでに1980年前後には始まっているが、中小企業まで含めて海外に生産拠点を設けるようになったのは1985年のプラザ合意によって円高が進行してからのことである。中には、国内の生産拠点を閉じて、大部分の機能を海外に移した企業もあった。しかし、そういう形態での海外展開は、ほとんど失敗に終わっている。その一方で、成功しているのは、国内に開発、生産機能を維持しながら、海外でも生産活動を活発に行っている企業である。その典型例が自動車産業である。自動車産業を見ると、完成車メーカーだけではなく、1次サプライヤーも国内だけではなく海外にも生産拠点を展開している。最近では、1次サプライヤーの中にも同様の展開をしているところが現れている。企業の海外展開が日本経済の空洞化を招くという議論もあるが、要はそのやり方次第である。
 いずれにしても、大震災後の困難を乗り切り、将来の展望を拓くためには、ビジネス活動の土俵を広く取ってアジアの発展のエネルギーを日本経済の中に取り込み、この閉塞感を打ち破るという姿勢こそが必要なのではないか。


東京理科大学専門職大学院イノベーション研究科 教授 松島 茂

(まつしま・しげる プロフィール)
1949年、東京に生まれる。1973年東京大学法学部卒業。同年通商産業省入省、その後、在ドイツ日本大使館参事官、通商政策局南東アジア大洋州課長、中小企業庁計画課長、大臣官房企画室長、中部通商産業局長を歴任。2001年法政大学経営学部教授、2008年東京理科大学専門職大学院教授。


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半田市内の文化財探訪 その8(半田東地域)の第14回(最終回)

2012年10月15日(月)
幕末の大事件「お札降り」

 慶応3年(1867)10月8日の大政奉還前頃から、近いうちに大変革が起こるのではないかという予感が民衆の間に広がり始めていたが、それを予言するかのような出来事が7月下旬に三河吉田城近くで発生した。これがいわゆる「お札降り」と呼ばれる珍現象である。
 家々に神様の御祓い札が降るといった奇端に刺激された人々は村中を踊り狂いながら「ええじゃないか、ええじゃないか」と練り歩き、それが伊勢神宮への抜け参りに発展するといった現象が東海道筋から中国、四国筋に至る広範囲に伝播したのである。
 このお札降り現象は知多郡内各所でも発生しており、半田市内では半田村と成岩村のものが知られている。
 半田村では9月25日夜半と翌26日早朝に天照皇大神宮と熱田皇大神宮、さらに10月2日夜半、豊川大明神の御札が小栗三郎兵衛家の庭木の上に降っている。
 小栗三郎兵衛家とは明治23年の陸海軍大演習の際、参謀総長親王殿下の宿舎になったことでも有名な半田村の素封家のひとりである。小栗家では御仮屋をつくって御札を祀ったが、近所はもちろん三河からも参詣者が引きも切らず、その対応や接待に追われたと御当主の記録にある。ちなみに、接待等に要した経費は155両余であったという。
 もう1件は、小栗家より2週間ほど前の9月10日頃に成岩村の枝郷西成岩の二郎助家に降り、その後、周辺の家々にも降ったというもので、代官所への報告によると10月25日までに112枚もの降札が77軒の家あったという。
 歴史学者の詳細な研究によると、西成岩の降札は1町5反歩以上の土地を所有する自作農の60%に相当する家々にみられたことから、何者かによる恣意的な作業ではなかったかといわれている。


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秋風邪にご注意を!

2012年10月1日(月)
 秋は、乾燥した空気と寒暖の差で、風邪に対する抵抗力が弱くなる時期です。風邪はウイルス感染が原因で、原因ウイルスは200種以上あります。体内に入ったウイルスは、気道に生えている線毛の働きによって咳やくしゃみとともに体外に排出されますが、秋〜冬は湿度が下がり、乾燥によって線毛の働きも衰えるので、ウイルスが気道に付着し、感染しやすくなるのです。秋風邪にならないためには日頃から予防することが大切です。

予防方法

○手洗いとうがい

風邪予防に一番有効なのが、手洗い・うがいといわれます。 外から帰った際、手洗い・うがいを習慣づけるようにしましょう。手洗いでは、手についたウイルスを食事などで口から入るのを防ぎます。また、うがいをすることでのどの粘膜に付着したウイルスを洗い流すことができます。抗ウイルス性効果のある緑茶でうがいをするのも効果的といわれます。

○湿度を保つこと

加湿器などを利用して、部屋の湿度を適度に保ち、また水分を多くとるように心がけましょう。

○食事で栄養補給

栄養状態が良くないと免疫効果が落ち、 風邪をひきやすくなるため、普段から栄養管理や体調管理に気を配ることが必要です。ウイルスと戦う免疫物質のもとになるタンパク質や、鉄、亜鉛、銅などのミネラルを意識的に摂るようにしましょう。ウイルス侵入を防ぐ役目をしてくれる鼻の粘膜を作る元になる物質(ビタミンA、C、Eなど)もしっかりと摂るようにしましょう。栄養管理をしっかりと行い、風邪に負けない身体を作っていきましょう。



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異質なものとの出会いで新たな強みを(平成24年10月号)

2012年9月27日(木)
異質なものとの出会いで新たな強みを(平成24年10月号)  マーケットを海外に求めて進出を加速させる企業が増えている。飲食業や流通業など、サービス産業のアジア進出も増えてきた。単に安い労働力を求めての海外進出は国内の雇用を減らす場合が多いが、消費市場として厚みを持ち始めた新興国での成功は企業の収益を増やし、国内雇用にもよい効果をもつ。
 ここで日本企業が海外に打って出られるのは、これまで培ってきた強みがあるからにほかならない。製造業の確かな技術力はもちろんのこと、サービス産業でも日本の消費者の要求に応えてきた細やかなサービスや、丁寧な味づくり、時間の正確さなどが、アジアに新たなビジネスモデルをもたらし始めている。こうした日本企業の強みは、長い間の創意工夫によってつくられてきたものだ。
 とすれば、ここであらためて考えておかねばならないのは、5年先、10年先に日本企業の強みとなるものがいま創られつつあるのか、ということだ。強みは一朝一夕にできるものではない。また、いつまでも強みが強みのままである保証はない。高い技術力をもつ家電メーカーが価格下落の著しい薄型テレビで苦戦しているように、かつての強みがいつのまにか弱みになることもある。経済環境が激変するなかで、強みを強みとして維持することは容易ではない。
 日本企業がこれから強みをもつために必要なことのひとつは、異質な分野と融合し、刺激しあうことではないだろうか。
 新たな発想は、違うものと出会うことで生まれる。日本社会には、お互いに分かり合った同質的な雰囲気を好む傾向がある。グローバル企業と言われる企業でも、意思決定は日本国内で日本的になされてきた例は少なくない。だからこそ、異質なものと出会った時にうまれるエネルギーは未知数だ。これは日本企業の潜在的な可能性だと思う。
 その意味で、社内の人材の質を変えていくことは重要なポイントだろう。海外スタッフという意味だけではなく、若者や女性など多様な人材で、社内に多様性をもちこむことが必要だ。同様に、ベンチャー企業を活かせるかどうかもきわめて重要だと思う。なぜならイノベーションは“不連続”であり、不連続な発想を持ち込むのはベンチャー企業や異質な人材だからだ。
 7月に発表された『日本再生戦略』では、エネルギー・環境、健康、農林漁業の3分野が「新たな成長をめざす重点分野」と位置付けられた。電力産業や医療・介護産業、そして農業は、これまで規制によって参入が強く制限されてきた分野だ。新たな発想によるイノベーションが十分に起こらずにきているから、逆にみれば、成長の可能性に満ちた分野と言える。したがって、これらの分野を成長分野にするには、規制改革によって不要な規制を廃止し、他産業から新たな発想や知恵を持ち込めるようにすることが不可欠だ。
 変化をおそれなければ、日本にはまだまだ成長の可能性がある。5年先、10年先の日本企業の強みや魅力をつくるために、いまこそ本腰を入れて成長戦略に取り組まねばならない。

政策研究大学院大学 教授 大田弘子

(おおた・ひろこ プロフィール)
昭和29年鹿児島県生まれ。一橋大学社会学部卒業。埼玉大学助教授、政策研究大学院大学教授、内閣府大臣官房審議官・政策統括官などを経て、平成18年内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)に就任。平成20年政策研究大学院大学教授に復帰。平成21〜23年同大学副学長。主な著作として、『改革逆走』(日本経済新聞出版社)、『経済財政諮問会議の戦い』(東洋経済新報社)などがある。


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「秋空のなか快走、レンタサイクル『ごん吉くん号』〜半田南ロータリークラブ、新美南吉記念館とのコラボレーション」(平成24年10月号)

2012年9月27日(木)
「秋空のなか快走、レンタサイクル『ごん吉くん号』〜半田南ロータリークラブ、新美南吉記念館とのコラボレーション」(平成24年10月号)  初めてお目にかかる方と名刺交換させていただくと、多くの方が「特定非営利活動法人(NPO法人)」の文字に目を止め、「市役所の方ではないのですか?」の言葉をいただきます。
観光協会の法人化で、「特定非営利活動法人」の選択がベストであったかは、後年の話題になると思いますが、「特定非営利活動法人ならでは」あるいは「特定非営利活動法人らしい」事業が芽生え始めています。

 平成18年、観光協会の民営化直後に開始したのがレンタサイクルのサービスです。自転車は篤志の方の寄付でした。自転車の置き場所、メンテナンス等課題を持ちながらも、まちなかの回遊性を高める補助金での自転車補充などもあり、7年目を迎えています。クラシティ半田を基点として貸し出しをしていますが、自転車の老朽化・台数不足はいがめませんでした。
 今夏、半田南ロータリークラブさんから新規の自転車を16台寄贈していただき、新美南吉記念館からも貸し出しができるようになりました。半田南ロータリークラブさんが新美南吉生誕100年に関わる事業展開を検討されていると耳にしたのは春先のことでした。新美南吉記念館周辺の回遊性の向上の声があり、半田市観光協会では、レンタサイクルを新美南吉記念館でも始めたいと考えていたところでしたので、その思いを半田南ロータリークラブさんに(企画書で)伝えさせていただきました。
 記念碑やオブジェの寄贈は過去にもあったことと思いますが、自転車というのは「?」だったのではないかと思います。企画書にレンタサイクルのニーズ、PR効果などを盛り込みご理解をいただきました。ロータリー財団の新地区補助事業への申請・協賛企業の募集などの準備が進められ、7月28日、新美南吉生誕99年祭の初日に、新美南吉記念館で贈呈式行い、新拠点のレンタサイクルがスタートしました。秋空に映える黄色の車体、前かごに「ごん吉くん」のイラストが取り付けられた「レンタサイクルごん吉くん号」が快走をしています。

 特定非営利活動法人半田市観光協会は、会員のみなさんからの会費、半田市からの補助金や委託事業、半田商工会議所からの助成金そして自主事業の収益で運営をしています。観光案内所などをまちなかで運営していますので、お客様のニーズなどがとてもよくわかります。しかし、それに即座に対応できる資金力があるわけではありません。かといって、できないこととして諦めるのは本意ではありません。今回は、貸し出しの拠点の整備を新美南吉記念館にご理解いただき良い形の仕組みができあがりましたが、形になるときばかりではありません、ただチャレンジする姿勢は持ち続けたいと思います。

 半田市観光協会では、知多信用金庫夢サポートの支援を受けて「ゴン(GON)アート」を進めています。また、半田市市民活動助成金の支援により「ポケットサイズの南吉さん童話絵本の作製」にも取り組んでいます。詳細は、次号で紹介させていただきますが、いずれもNPOとして、まちづくりの視点の課題の気づきが事業の原点になっています。そして、民間・行政の支援制度に支えられて事業を動き出させることができています。

特定非営利活動法人半田市観光協会 事務局長 松見直美



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