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半田市内の文化財探訪 その8(半田東地域)の第10回

2012年6月22日(金)
半田市内の文化財探訪 その8(半田東地域)の第10回 光照院

 <聖観(しょうかん)世音(ぜおん)菩薩(ぼさつ)立像(りゅうぞう)> ( 半田市指定文化財<彫刻> )
  像高 107cm
 松材の内刳り(うちくり)のない一木造(いちぼくづく)りで、藤原時代の特色をそなえた地方作の典型的仏像であり、藤原期から鎌倉時代にかけて制作されたもののようである。
 両手に補修がなされているが、秘仏として開扉されなかった為、保存状態我良く当地としては優れた遺品のひとつである。台座や持ち物は後補である。


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すぐそこにいる“誇るべき人々”(平成24年6月号)

2012年6月7日(木)
すぐそこにいる“誇るべき人々”(平成24年6月号)  私はゴールデンウィーク前の4月20日、新刊を発表した。『太平洋戦争 最後の証言』第3部「大和沈没編」(小学館)である。
 この作品は、昭和20年4月7日に沖縄への水上特攻を敢行し、東シナ海で永遠の眠りについた戦艦大和の生還者を全国に訪ねて、その証言で描いたノンフィクションである。
 これによって、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズは完結した。すでに、第1部「零戦・特攻編」、第2部「陸軍玉砕編」は刊行済みなので、ご存知の方もいるかもしれない。
 なぜ今、太平洋戦争の証言を? と不思議に思う方もいるだろう。しかし、私はこのシリーズだけはと、長い間、念願してきた。
 理由は、大正生まれの方々の真実の姿を現代に伝え、私なりにこの方々に感謝の気持ちを表わしたかったからだ。
 太平洋戦争の主力となったのは、終戦時、19歳から33歳となっていた大正生まれの若者である。大正に生を享けた男子1348万人のうち、戦死者は約200万人にのぼる。つまり彼らは、同世代の約7分の1が戦争で命を落としているのだ。言うまでもないが、日本の有史以来、生を享けた男子の7分の1が戦死した世代はほかに存在しない。それほど多大な犠牲を払って「戦後日本」はスタートした。
 そして、生き残った大正生まれの若者は、死んでいった仲間の無念を胸に、がむしゃらに働きつづけ、戦争からの「復興」どころか、ついには世界から“20世紀の奇跡“と呼ばれる「高度経済成長」を成し遂げた。
 彼らは、ただ黙々と働きつづけたのである。今の日本人は、高度経済成長の主力が、大正生まれだったことを知らない。そんなことは教えられたこともないし、逆に日本は戦争で、どれほどひどいことをしたか、ということを教え込まれ、多くの犠牲を出したこの世代を貶めてきた。
 世界には、先の大戦をどう捉えるか、というさまざまな視点がある。その中に、「あの戦争で、世界の“秩序”が変わった」というものがある。ここで言う世界の秩序とは、白人(特にアングロサクソン)による有色人種支配である。白人が黄色人種や黒人を支配するという、戦争前には当たり前だった“常識”は戦後、劇的に変わった。
 植民地だったアジア各国は独立し、やがてその波はアフリカに達し、アフリカ諸国も独立していった。さらにその嵐はアメリカにも波及し、黒人による公民権運動が激化し、キング牧師暗殺などの尊い犠牲を払いながら、今では、黒人のオバマ大統領を戴くまでになっている。
 このもとを考えた時、大正生まれの若者たちの尊い命が何のために失われていったのか、ということに、どうしても行きつくのである。
 私は、戦場に散った200万人という大正生まれの青年たちは、世界の礎となって死んでいった、と思っている。
 生き残った方々も多くが鬼籍に入られ、今、お元気な方も90歳前後というご高齢となっている。私は彼らの思いをなんとしても後世に伝えたいと思い、このシリーズを刊行した。
 取材させてもらった老兵たちは、いつの間にか100人を超えていた。私たちのすぐ近くにそういう方々が今もいることを、どうか多くの日本人に知って欲しいと思う。


ノンフィクション作家 門田隆将

(かどた・りゅうしょう プロフィール)
1958年高知県出身。中央大学法学部卒業後、新潮社入社。週刊新潮編集部の記者、デスク、副部長などを経て、2008年ノンフィクション作家として独立。事件、司法、歴史、スポーツなど幅広いジャンルでベストセラー本を相次いで刊行。「甲子園への遺言」「なぜ君は絶望と闘えたのか」は、テレビドラマになり大きな反響を呼んだ。「この命、義に捧ぐ―台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡」で第19回山本七平賞を受賞。このほど「太平洋戦争 最後の証言」シリーズを完結させた。




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◆◆◆カビ対策◆◆◆

2012年6月2日(土)
 梅雨の晴れ間の日差しがまばゆく美しい季節ですね。しかし、梅雨時は湿度も温度も高くなりカビが発生しやすい時期です。そこで、今回はカビ対策についてお伝えします。

 カビは「真菌」という微生物の一種です。アレルギーや感染症を引き起こしたり、食品を腐敗させるなど、私たちの生活に悪影響を及ぼすことになりますので発生を防いだり、取り除いたりすることが必要になります。

<カビの予防>

 カビの発生を予防するには湿気を取り除き、湿度を抑えることが大切です。室内は喚気を心がけ、通気をよくしましょう。またタンスや押入れ、下駄箱など、湿気の溜まりやすい場所もなるべく扉を開けて、湿気がこもらないように気をつけましょう。湿気取りや、食品に入っている乾燥剤を置いておくことも効果があります。

 家具を壁に密着して置かないことや、家具と家具の間は10p程度の隙間を空けることも空気の通り道を作り効果的です。押入れにすのこを置くなども通気を良くする方法の一つです。できることから始めてみましょう。

<カビを取り除く>

 お風呂場や洗濯機などカビが生えやすい場所は、こまめに掃除をすることが大切です。塩素系漂白剤はカビの色素を分解・漂白する作用と消毒・殺菌する作用があります。また消毒用エタノールも殺菌作用があるのでカビを死滅させることができます。カビの栄養源は埃や汚れですので、清潔に保つようにしましょう。

 これから暑くなりますが、環境を整え健やかに過ごしましょう。



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童話の森のおもてなし 〜Cafe&shopごんの贈り物〜(平成24年6月号)

2012年6月1日(金)
童話の森のおもてなし 〜Cafe&shopごんの贈り物〜(平成24年6月号)  半田市観光協会では、ゴールデンウィーク直前の4月28日、新美南吉記念館に喫茶コーナー「cafe&shopごんの贈り物」をオープンさせていただきました。
 昨年9月より、新美南吉記念館内で試行的にミュージアムショップを運営させていただき、お土産品販売場所の充実を図っていましたところ、2月に、新年度からの喫茶コーナーの運営者の公募がありましたので、喫茶にお土産品のショップを併設する企画提案をさせていただき、選考会を経て、4月からの運営者に決定されました。
 すでに足を運んでいただいた方もあるかと思いますが、従来の店舗の内装を大きく変えさせていただきました。半田市観光協会(蔵のまち観光案内所)で運営している「蔵のまちギャラリー」の企画展などでご縁が生まれた、若きクリエーターのみなさんが手弁当でオープン準備に力を発揮してくださいました。壁を飾るイラストを描いたり、調度品を加工したり…と様々ですが、予算・時間ともに限られた中で支えていただき本当にありがとうございました。

 喫茶コーナーの公募へ手を挙げるに至ったのは、「お土産品を売っている場所が少ないね」に代表されるお客様のニーズと会員のみなさまと繋がる場所づくりを進めたいという観光協会の思いが重なってですが、目指すのは新美南吉記念館の「おもてなし窓口」です。観光情報やイベント情報の発信をはじめ、展示企画や体験企画なども開催していきたいと考えています。(オープニング準備に携わっていただいたクリエーターのみなさんには、引き続きお世話になることと思います。)
 5月3日〜5日に、オリジナル企画の第1弾として、親子向けの「ごん吉くんクイズラリー」を実施しました。童話の森を散策したり、何気なく通り過ぎる場所に足をとめて観察したりという、楽しみながら南吉(童話)を身近に感じていただくきっかけづくりをしました。
 もうすぐ南吉さんの99回目の誕生日です。生誕100年事業も本格化し、「新美南吉生誕100年 ごんぎつねの世界」の全国巡回展も京都府の丹波市立植野記念美術館からスタートしました(〜6月17日まで)。今まで以上に県外からの来訪者が増えることと思います。一人でも多くの方に「cafe&shopごんの贈り物」にお立ち寄りいただけるよう運営していきたいと思います。
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全国巡回展の今後の予定
 ○堺市東文化会館(2012年6月30日〜8月7日)
 ○北海道立文学館(2012年9月8日〜10月21日)
 ○JR名古屋高島屋(2012年12月26日〜2013年1月7日)
 ○静岡市美術館(2013年2月23日〜3月31日)

新美南吉記念館ホームページ http://www.nankichi.gr.jp


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半田市内の文化財探訪 その8(半田東地域)の第9回

2012年5月25日(金)
半田市内の文化財探訪 その8(半田東地域)の第9回 業葉神社
<中村組 神輿(一基)附 神輿取建講中帳(一冊)>
            (半田市指定有形民俗文化財)
神輿のサイズ  高さ  120cm(鳳凰部分は含まず) 最幅 112cm  基壇  82cm×82cm
半田市下半田地区の中村区所有の神輿で、古来から縁起がよい動物とされている鳳凰、龍、麒麟(きりん)、亀の「四端(したん)」が付いている。屋根は漆塗りで金箔が施され、鳳凰と飾燕がつけられている。
附文書の「神輿取建講中帳」によると、何人かの船主によって海上安全、海難除けの願いを込めて文化13年(1816)に奉納された神輿であることが明らかであり、それが指定の大きな要素のひとつとなっている。海運で繁盛し隆盛を誇った下半田らしい出来事であろう。毎年、祭礼で4台の山車に警固されて、神輿が業葉神社と山之上社との間を渡御する。



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老舗に学ぶ(平成24年5月号)

2012年5月17日(木)
老舗に学ぶ(平成24年5月号)  東日本大震災を契機に、日本の経済社会は一段の混迷を深めており、“存亡の危機”を意識せざるを得ない状況に置かれている中小企業も少なくないと思われます。こうした中、長い歴史を持つ「老舗」があらためて注目されています。ここでの「老舗」とは100年、200年あるいはそれ以上「あきない(商い)」を続けることができた企業を指します。
 「老舗」の“底力”や事業継続力の源泉となっているのは「長い歴史をここで途絶えさせてはならない」という経営者および従業員たちの使命感ならびに取引先や地域社会と共に築きあげてきた信用ではないかと思います。「老舗」という言葉は辞書では「伝統や格式・信用がある店。由緒正しい古い店。」とあります。しかし現在、この老舗を取り巻く環境が厳しくなりつつあります。「伝統や格式」「由緒ある」というだけでは店を営むのは難しくなってきているのです。
 少し言い方を変えれば、伝統とか年輪の積み重ねとか、そのものが醸しだす風格や品位といったものでは人を惹きつけることが困難な時代になったということです。現代人の多くが、過去の実績や積み重ねの恩恵を有りがたく思うよりも、将来に期待できるもの・わくわくするものに関心を抱くようになってきている傾向にあると考えます。
 「変化するもの、いままでに無かったもの、初めて目にするもの」でなければ興味を持っていただけないのです。老舗と言われる企業は、このことに気づいてないように見受けられます。また、気づいてはいても新しいものへの取り組み自体が、新規の事業を立ち上げる時とは同じようにはいかないものであります。
 「今までのやり方に間違いはなかった。その証拠に何の問題も起こらなかった。これまでにやらなかったことを新たに取り入れる行為が問題発生につながる。だからこそ、前例のないものに手を出してはならない」と伝統を守ることにこだわってしまいます。誰でも新しいものを取り入れることや新しい風に対してはすこぶる慎重になるものです。実際のところ、経営者には誰でもプライドがあり、台所事情がいかに苦しくともなかなか相談できないものです。突然飛び込んでくるニュースが世間を驚かせる背景には以上のような事情が内在しているものと考えられます。
 しかし、どんなに厳しい環境でも、外的要因に負けず、社是・社訓を忠実に守りながら逞しく生き抜いている老舗もたくさんあります。日本は、老舗大国です。私どもの住む知多半島の中にも歴史ある老舗がたくさんあります。皆さん長い歴史の中で数々の危機を智恵と工夫で乗り越えてきた「老舗」です。長い商いの中で積み重ねてきた経験の中に必ずや現代に活かせる術があるものです。時代のトレンドを読み、ほんの少し発想を変えれば、老舗を蘇らせるヒントも必ずやあると信じます。人に寿命があるように老舗の経営にも「長生きの秘訣」がきっとあると考えています。


半田商工会議所 副会頭 榊原康弘(知多信用金庫 理事長)


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5月の風とともに「まち探訪&散策」のおすすめ(平成24年5月号)

2012年5月10日(木)
5月の風とともに「まち探訪&散策」のおすすめ(平成24年5月号)  5月の季語を調べてみると「薫風(くんぷう)」「軽暑(けいしょ)」「新緑(しんりょく)」などがあります。いかにも、薄着になり、心も軽やかに、青葉と穏やかな日差しのなか、散策をしたり買い物を楽しんでいる光景が浮かんできます。
 半田市観光協会が発行している「蔵のまちMAP」や「南吉の里MAP」、「ウォーキングコース〜今昔街道JR武豊線と明治天皇が眺めた風景半田」などのコンパクトな資料を片手に、「まち探訪&散策」をたのしんでみてはいかがでしょう。何度も訪れたことがある場所でも、新たな発見や出会いがあることと思います。

・探訪&散策スポットその1 「半田運河周辺」
 恒例の半田運河の鯉のぼりは、4月20日〜5月6日で飾ります。歩道整備が行われた東雲橋あたりまで足を延ばしてみてはいかがでしょう。
5月3日〜5日は、「はんだ蔵のまち端午の節句」イベントが行われます。赤レンガ建物、博物館「酢の里」、國盛酒の文化館など、地域の歴史や産業を伝える施設を巡っていただくことができます。

・探訪&散策スポットその2 「知多半田駅前周辺」
 知多半田駅前のクラシティ半田は、今春オープンから6周年を迎えました。5月11日(金)〜13日(土)の周年祭では、「6」をキーワードに参加型のイベントが行われます。「6年前?」「16年前?」「60年前?」の知多半田駅前はどんなふうだったでしょう。親子で3世代で、イベントの行き帰りにぶらり歩きをたのしんでみてはいかがでしょう。5月13日には、おおまた公園で「るつぼっくり広場(10時〜15時)」が開催されます。フリーマーケット・ライブが楽しめます。

・探訪&散策スポットその3 「亀崎」
 5月3日・4日には潮干祭が開催されます。4日は、JR亀崎駅スタートのハイキングがあり、武豊線乗車とまち歩きを楽しむことができます。立川美術館では、「再興立川展〜諏訪立川流と知多の匠たち」が6日まで開催中です。

・探訪&散策スポットその4 「岩滑」
 秋の彼岸花で有名な矢勝川堤の5月は、まさしく青葉が清々しい散歩道です。新美南吉記念館近くのお花畑ではポピーが迎えてくれます。新美南吉記念館では、5月13日まで「南吉と精文館の児童雑誌」というミニ展示を開催中です。
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知多半田駅前観光案内所
先月号でお伝えしましたように「知多半田駅前観光案内所」は、半田市市民交流センター内で場所を移動し営業を始めました。
営業時間…9時〜18時   定休日:第4水曜日
営業内容…観光情報の発信・レンタサイクル・手荷物一時預かり・クラシティ半田駐車場の
     回数券販売など
TEL 0569-32-3264 FAX0569-22-4321
E-mail:info@handa-kankou.com


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◆◆◆5月31日は世界禁煙デーです◆◆◆

2012年5月7日(月)
*たばこは百害あって一利なし!
たばこの煙には、約4000種類の化学物質、約200種類もの有害物質、約50種類の発がん物質などが含まれています。たばこは、がん全般・COPD(慢性閉塞性肺疾患)・脳疾患・心臓疾患等、全身に影響を及ぼします。禁煙をすれば、たばこ代も浮き、気分も体も楽になりますよ。現在は、薬や禁煙外来のある病院でも治療ができます。一度相談するのも一つの手段です。
*歯とたばこは深く関連します!
たばこの煙は粘膜で吸収されて歯ぐきやあごの骨を破壊します。そのため喫煙者では、歯周病が進行しやすいのです。

◇歯とお口の健康は全身の健康の源です◇
*あなたは歯周病ではありませんか?
10歳代から始まり、40歳代で急増しています。歯周病は無痛のため、自分では気付かないうちに進行しています。虫歯や歯周病は、胃腸障害や頭痛・肩こり、狭心症等の心臓の病気や糖尿病など全身の健康状態まで影響を及ぼします。食後や就寝前の歯みがきはもちろん、定期的に歯科健診を、半年に1回は受けましょう。
半田市保健センター


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半田市内の文化財探訪 その8(半田東地域)の第8回

2012年4月27日(金)
大富豪の邸宅が櫛比していた町並み

@ 小栗三郎家
A 末廣本店
B 小栗喜左衛門家
C 小栗七左衛門家
D 中埜半左衛門家
E 中埜半六家
F 小栗冨治郎家

B小栗喜左衛門家
現在の「魚太郎蔵のまち」の場所とその南付近にあった。明治23年第一回陸海軍大演習の時は文部大臣榎本武揚の宿舎を務めた。

C小栗七左衛門家
小栗家の本家筋にひとつ。元禄の初め頃三河国から半田に移住、海運業で産をなした。
 阿久比川の治水をかねて元禄八年、山方新田を同族の小栗三郎左衛門と共に築造。溜池として矢勝谷に半田池を築造し、矢勝川、十ヶ川経由で用水を山方新田に導く大工事を成し遂げた。

D中埜半左衛門家
中埜一統の本家。安永元年(1772) 半田に生まれた六代目が庄屋として善政を敷く。酒造業も手がけたが、大地主として盤石の地位を築く。長期にわたって半田の指導者を輩出する。大演習時は宮内大臣土方久元の宿舎を提供。
昭和12年半田、亀崎、成岩3町が合併して市制を敷くや初代市長に当選、昭和21年3月まで戦中の難しい時期の市政に取り組む。市長を務める傍ら昭和17年4月の第21回総選挙で衆議院議員に当選、国政と市政に尽力した。

E中埜半六家
中埜半六家は代々の半田の富豪である。享和3年(1803)から内海村の前野小平治らと共に尾張藩御用達在郷十人衆に選ばれた尾張でも抜きんでた名家である。
六代目半六は小鈴谷村の森田家から養子に入った人で、盛田久左衛門の息子であるから幕末の有名な盛田命祺の兄ということになる。この六代目は名古屋の秦滄浪に経学を学び、帳簿その他事務の整理が巧みであった。自分が考えだした簿記法があり、現在の複式法に似ているという。小栗冨治郎家や井口半兵衛の諸家に伝わったという。
大正の初め頃、現在の知多半田駅近くにドイツ風別荘を建てた。それが現在「中埜家住宅」として国の重要文化財(建築物)に指定されている。
大演習の時は明治天皇の御典医の宿舎であった。

F小栗冨治郎家
中埜半六の小僧から一代で巨額の財産を築いた立志伝中の人。 
父喜七は中埜半六船の船頭であった。冨治郎は幼い頃半六の小僧となり商売を学んだ。半六は冨治郎の才能を見込んで父喜七のあとを継がせて船頭に抜擢した。18才の時のことである。初めて江戸へ航海したとき、江戸に父親の借金が多くあって、それを返済したら帰り荷が買えない状態に陥った。
冨治郎は空船で帰ることをよしとせず、運を天に任せて蝦夷を訪れ、残りの米などの荷物をそっくり乾鰯などの肥料と交換し、また、なけなしの金をはたいて肥料(乾鰯)を買えるだけ買い込んで帰路についた。折から農業にも商品作物化の波が押し寄せていて、農家が金肥を使うようになっていたため、蝦夷から積んで帰った肥料が飛ぶように売れたという。この一航海で多額の父親の借財を返済したばかりか、巨額の収入を上げたという。
32才の天保7年(1836) 船頭をやめ蓄積した巨額の冨を利して、醸造、海運、金融に経営を始めた。番頭として後の亀崎の指導者井口半兵衛が冨治郎の指導を受け、後に独立して亀崎の財閥になるのである。
経営方針として「天事のこと三足を張れば転倒せざるが如く、一過もまた三業を要す。一業若しくは二業なれば一業にして失敗すれば忽ち危険となるを免れざるを、若しくは三業なれば一業失敗するも他の二業之を支持することを得べし。故に余は船、酒及び金貨の三業を以て鼎足(ていそく)とすと」また、家人を諭(さと)して「利益ある時は益々節倹を思ひ損失ある時は寧(むし)ろ放心すべし」と話したという。
また、本人は百萬の資産を有しその実力は輝かしいものがあるにもかかわらず、尚謙虚で人後に立ち奢らなかった。また、主家である中埜半六家を訪れるときは、必ず綿服に藁(わら)草履(ぞうり)を履き、勝手口からしか上がらなかったといわれる。
彼は明治23年1月に86才で亡くなったので、大演習に際して明治天皇がお泊まりになり、その日は大本営となった当家で接待をしたのは息子の2代目冨治郎だということになる。


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◆◆◆アルコールについて◆◆◆

2012年4月5日(木)
 新年度に入り、歓迎会やお花見などでお酒を飲む機会が増える方も多いのではないでしょうか。今回はアルコールについてお伝えします。

【上手なお酒の飲み方のポイント】

・適量(1日1合以下)を守る
(目安:ビールなら500ml、焼酎なら1/2合、日本酒なら1合 程度)
・ おつまみなどを食べながら飲む
(大豆や肉、魚、卵などのたんぱく質には二日酔いを防ぐ効果があり、豚肉や魚介類などに多く含まれているビタミンB群には脂肪肝を防ぐ効果があります)
・ 楽しい雰囲気で飲む
・ お酒のほかにお茶やお水などの水分を摂る
・ 空腹で飲まない(低血糖や急性アルコール中毒を引き起こす恐れがあるためです)
・ 毎日飲まない(休肝日を週に2日連続で設けましょう)

【休肝日の効果】

アルコールの分解は肝臓で行われており、飲みすぎは肝臓に様々な障害を引き起こします。あなたが休日にゆっくり晩酌を楽しんでいる間も肝臓はせっせと働いているのです。そんな頑張り屋の肝臓にもたまにはお休みをつくってあげることが大切です。肝臓が病気になってしまったら、もうお酒は飲めなくなる恐れもあります。これからも楽しくお酒と付き合っていくためにも、肝臓に負担をかけない飲み方を心がけましょう!

「酒は百薬の長」という言葉が古くからあるとおり、飲み過ぎずに適量を守れば、ストレス解消やリラックス効果で1日の疲れを癒してくれます。自分のペースでゆっくりと味わい、楽しく飲むようにするのが一番です。

半田市医師会健康管理センター


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