
平成28年の新春を迎え、謹んでお慶び申しあげます。
あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、つつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
ご承知の通り、我々を取り巻く環境はますます変化の激しい時代を迎え、世界情勢は全く予断の許されない状況です。
また、日本の国内だけをみても雇用、景気、消費税、情報など、難問が山積しています。
こうした大変な時代だからこそ、地域で育んできた「歴史」「伝統」「文化」の良さを見直す時期に来ていると思います。
昨年は、「半田赤レンガ建物」、「MIM(ミツカンミュージアム)」、「中埜半六邸」といった主要観光施設が相次ぎオープンし、市内外からも多くの皆さまにお越しいただきました。いずれも当市の誇る歴史や文化を今に伝える貴重な財産であり、我々が受け継ぎ、次代へときちんと“志”を繋いでいかなければなりません。
当所では、小規模事業者持続化補助金の採択支援をはじめ、『いいかも!半田コレクション』の創設、はんだ商業まつりなどの事業を展開するとともに、発行総額3億6千万円の『だし丸くんプレミアム商品券』事業を通じ、頑張る企業の個社支援に積極的に努めました。また女性会も創立10周年の記念事業を実施させていただきました。各事業とも成功裡に納めることが出来ましたのも、ひとえに会員や関係機関の皆様のご支援の賜物と改めて感謝申し上げます。
本年5月には当市の玄関口「クラシティ」が新しく生まれ変わります。また当所内に設置した“まちづくり推進室”主導のもと地域住民も参加した中心市街地まちづくり協議会(仮称)を立ち上げます。またJR半田駅前地区をはじめ、亀崎エリア、岩滑エリア、図書館前エリアでもまちづくり組織が活動を開始しており、全市を上げて次代へのまちづくりが胎動し始める年となります。
元気な地域の源は、その地に住み、働く皆様がいかに地域に誇りを持ち、生き生きと過ごしているかだと思います。
そして地方創生の切り札は、独自資源を活かし、新たな技術、事業、仕組みを創造していくことです。地域総合経済団体として半田商工会議所に対する期待、担っていく役割は益々大きくなると思います。
当所では、地域企業の経営計画づくりや販路開拓に、これまで以上に力を注ぐとともに、地域活性化の起点となる人づくり、まちづくりに邁進して参ります。
私どものまち半田は、他にはない可能性を持っています。
本年も商工会議所組織の中枢である部会・委員会を中心に青年部、女性会、関係諸団体と連携し、頑張っている人達が更に活躍できるよう、全力で取り組んでいきます。
今一度、皆様方の更なるお力添えを心よりお願いいたしまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
半田商工会議所 会頭 榊原卓三(尾張製粉株式会社 代表取締役会長)