

2026年3月31日(火)
2010年4月、人生の糧の“始まり ”だった。ご主人と一緒に居酒屋らんの開業、長女の誕生、そして「横の繋がりが出来るよ」と青年部入会の誘いを受けた。長年の友人(青年部メンバー)からも「籍だけでも入れておいたら」と言われ、「有意義な会だから熱心に薦めてくれるのだろう」とその言葉に従った。だがスタートしたばかりの家業と子育ての両立は、思いのほか時間も取られ苦労も多かった。
「5年ほどのスリープ期間も、誘ってくれた友人がメンバーと一緒に店に来てくれ主人と仲良くなり、人見知りの私とも気楽に話をしてくれて、青年部に関わりやすい環境を作ってくれていました。でも参加できていない罪悪感もあり、退会しようと何度も考えたこともありました。店の営業に差し障りがなかったら、自由にしていいよという主人に背中を押され、両親に子どものお世話をお願いし、少しずつ仕事終了後や定休日に青年部活動に参加するようにしました」
『青年部が好き』と公言し、日々の活力にもなっているが、2020年常熱交流委員会時代はコロナ禍で事業活動の自粛により何も出来なかったが、卒業式の設営を通じて仲間と繋がり、有り難さを感じた。この年度がきっかけとなり翌年総務委員長に就任し、かつて感動したメンタルトレーナー・大嶋啓介氏の講演を、委員会の研修事業としてカタチにしようと行動を起こしたが、講師料の予算が足りないという現実に突き当たった。補助金を受けようという委員の助言・講師の日程調整・会場設定等をメンバーたちと検討を重ね、市民に向けた講演会は大成功を収めた。「講演会よかったね。由香里さんが会長もありだよね」「そろそろ女性会長を出さないとね」という声が、沸き起こってきた。
「それまでは“ノリ”で言っているし、私のことじゃあないよねと思っていて、2年位前から真剣に言われても断り続けていました。でもある時逃げているだけではダメで、きちんとその声に応えなければいけないと思いました。また『やっておけば良かった』と後悔しないかなと自分と向き合い、言葉をかけてくれるのは有難い、受けようと決心しました」
初めて委員長を引き受ける時も、会長の要請があった時も、由香里さんが役に就くことを了承するように、メンバーたちがご主人を粘り強く説得した。メンバーとご主人の関係も良好で、日々の会話から青年部活動を理解しているご主人にとって、『了承』は成長していく由香里さんを応援する証だったようだ。
「スローガンは『今を楽しみ、未来を描く』です。諸先輩からの教え等を基本方針に反映し、得意・不得意を足し合おう。人から学ぼう。自ら臨もう。みんなに活躍の場をつくろう。感謝を伝えよう。大きな挑戦を、みんなで成し遂げようということを大切にしていきたいと考えます。7つの委員会(総務広報委員会、研修委員会、交流委員会、地域委員会、渉外委員会、未来共創プロジェクト、山車プロジェクト)が一致団結して、本会の長期的な意思(NEXT10宣言)に基づき青年部の未来に繋げていただきたいと思っています。青年部では個人では出来ないことも、様々な職種のメンバーの力を借りれば実現でき、やれないことはないと思っています。そのためには互いを知ることで、まずは参加してください。きっと青年部の素晴らしさを体感できます。私も青年部のみんなに支えられて今があり、周りに恵まれみんながいたからここまで来れました。これから、そのご恩をどう返していくのかが私の課題です」
『緩衝材的な存在の人』と形容する周りからの声もあり、かつて諸先輩から手を差し伸べていただいたように、誰かが困難な時に声を掛け、人と人を繋いでいく。フレンドリーな本来の資質と自然体で接する姿勢が相まって、それらは自身の財産になり大きな強みとなっている。人と人が繋がり絆を深めていくことが青年部の魅力と語るように活動を通して、また「一緒にやろう」と誘われたトライアスロン・登山・マラソン・ゴルフと趣味を通してメンバーと繋がり、成長してきた。
「家業の居酒屋らんは共に歩む家族と夢を追う場所です。カフェをやりたかった私に、パティシエを目指す娘から「なっちゃんがカフェ作ってあげるわ」と頼もしい言葉をもらい、縁あってぶどう農家を継ぐ長男と将来はコラボ出来たらと、楽しみに待っています。アットホームな当店は富山の旬な食材(ブリ、白エビ、ホタルイカなど)、らんちゃん焼き(店主自慢の鉄板料理)などや、こだわり抜いた日本酒の数々がお薦めです。料理の美味しさ、接客・サービスが良かったよという声をいただくのはやりがいに繋がってきます」
『子どもは生きがい』と娘さんとの時間を何よりも大切にする。(長男は独立)お店が早く終わった9時、10時頃から近場にドライブに行き、休日には娘さんの好きな京都へ車を走らせる。時には『娘さんの育ての親』の実母も同行して親子3代で旅に出る。2026年4月、青年部会長として、高校生になった娘さんの最大の理解者として、ご主人のベストパートナーとして、ネイリストとして、次なる“始まり”のスタートラインに立った。
●ちょっと一息
『やってみたい』と思うと勢いで始めてしまいます。調理師免許もその勢いで取りました(笑)。その後、細かい作業が好きなのでネイルをしてみたいと軽い気持ちで始めたら楽しくなって、もっと極めたいと思い、スクールに通ったりセミナーに行ってネイリストの資格を取りました。お店の定休日にはネイルサロンに勤めていたこともありました。娘が小学校に上った時に、子どもがいる間は家にいたいと『居酒屋らん』の2階でネイルサロンを始め、もっときちんとやりたいと2年前からは花園町に女性専用サロン『Rn.(アールエヌ)』を開業して、らんの定休日(水・木曜日・要予約)に営業しています。
お客様から「これでまた1ヶ月間頑張れるわ」「1ヶ月に一度ここに来るのを楽しみにしているの」という言葉をいただくことはとても嬉しいですね。私も頑張ろうという気持ちをいただいています。ちょっとしたオシャレでモチベーションが上がるなんて、ネイルの力は素晴らしいと感じています。ネイルを学びたい方もぜひお越しください。マンツーマンで対応いたします。
今も休み無く働きっぱなしですが、ネイルも好き、お店も好き、青年部のみんなも好き、家族
も大好き、好きなものに囲まれていて幸せです。人生楽しんでいます。
1979年半田市生まれ、在住。97年愛知県立半田農業高校卒業。飲食関係に勤め、2010年、『居酒屋らん』開業。同年当所青年部入会。以後、副委員長、委員長、監事、副会長を経て、令和8年度(2026年)会長。
2026年2月27日(金)
市内住吉町で、看板屋を営む同社。同社には、大手広告代理店からの依頼が多数を占めており、愛知県のみならず、岐阜県、三重県、静岡県、大阪府など手広く多方面に活躍している。依頼は、大手広告代理店からのBtoBのみならず、市内を始めとする近隣地域の消費者から、BtoCの依頼もある。同社は、代表取締役の本田員啓(カズヒロ)氏の他、専務取締役の純也氏、ゼネラルマネージャーの翔也氏という家族経営であり、まさに少数精鋭という言葉が似合う会社である。看板といっても、内容は様々。店舗看板・自立看板・電飾看板・外壁ラッピング・屋内装飾・大型野外看板・切文字看板・カーラッピングと制作事例を見ても多岐にわたる。
「看板は、【ただの目印】以上の役割がある」と、純也氏は言う。同社が看板作成に特化して、これまで多くの依頼を受けてきたのも、信念があったからこそ。看板は、店舗や企業の顔として、【どんな業種か】、【どんな雰囲気か】、【入りやすいかどうか】を無意識に伝えるものと考えている。同社では、目的や立地に合わせて、【伝わる看板】を提案することを心掛け、現地調査から、設計・施工まで、一貫して対応を行う。そして、要望には極力スピーディーに応えることを第一に考えている。スピーディーに応えることで、依頼した店舗や企業が、伝える時間も増える。同社の対応速度が、店舗や企業の売上に直結するのだから、役割は非常に大きい。
同社は、本田社長が、平成11年に個人事業から立ち上げ、平成20年に法人成。創業30周年まであと僅かである。独立当初は決して順調とはいえず法人成を機に軌道に乗ってきており、ここ数年は売上が大台も達成できてさらなる飛躍が期待される。これからは、息子でもあり専務取締役でもある純也氏が、右腕的存在から、いよいよ中心となってくるのではないだろうか。社長は、「5年を目処として、事業承継を視野に入れている。」と話し、純也氏も「今ある仕事に満足せず、地域に根付いた仕事も取り入れ、売上拡大したい。」と意欲的に答える。かといって、昔ながらの手書きも無くすことはしないと言ったように、新旧合わせた技術での経営展開を考えている。
純也氏にも仕事に対する考えやプライドがある。当所青年部では、理事を務め、令和8年度からは、常務理事として組織の根幹を支える。技術のみならず、青年部での交流を基に、更なる経験を培って、企業経営にも活かしていくことが期待される。
これからの展望を尋ねると「3年間で売上を3倍、行政ともタッグを組んで、防災に役立つような看板作成を行い、未来ある子どもたちの役にも立ちたい。未来を創ることに賛同いただき、力を貸してくれる社員も募集中です。」と返ってきた。父である
社長が基礎を固め、純也氏がさらなる展開を図る。差し詰め自立看板の如くである。今後も店舗や企業の【伝える力】を高め
るべく、同社は惜しみなく技術を投入していく。意外にも、道すがら眺めている看板が、同社が手掛けたものかもしれない。(取材:榊原鉄平)
【住所】半田市住吉町2-150
【代表者】本田員啓
【営業時間】8:30~17:30
【定休日】土曜日・日曜日
【TEL】0569-32-3080
【許認可】鋼構造物工事業 愛知県知事許可 第68333号
屋外広告業登録済証 愛知県 第725号
屋外広告業登録済証 名古屋市 第1232号
2026年2月27日(金)
出張写真撮影やSNS運用のサポート、広報代行などを行う『ままのて』は、日常の中にある大切な瞬間を、自然なかたちで残すことを大切にしています。写真が好きだった父の影響で、私も我が子や愛犬の姿を日々撮り続けてきました。Instagramに投稿していた写真を見た友人から、運動会や入学式などの撮影を頼まれたことが、この仕事を始めるきっかけです。
『ままのて』という名前には、母親としての視点を大切にしたいという想いを込めました。私自身、3歳から10歳までの4人の子どもを育てる中で、かしこまった写真よりも、その子らしい自然な姿を残したいと感じてきました。卒園式ではお気に入りの場所で遊ぶ姿を、入学式では大好きな鉄棒と一緒に撮影しました。「今、夢中になっていること」や「好き」が写る写真こそが、未来へ届ける最高の記録になると考えています。そうした自然体な写真をきっかけに、最近では「普通の選挙ポスターはイヤ
だから、あなたにお願いしたい」とお話をいただき、撮影からデザインまで担当する機会もありました。
お宮参りなどの撮影では、事前にご家族とお会いし、当日は着付けから参拝まで数時間をご一緒します。単なる撮影係ではなく、同じ時間を過ごす中で空気感を共有することが、そのご家族らしい表情を引き出す鍵だと感じています。母親としての感覚も活かしながら、お子さんの自然体や、その瞬間の「家族らしさ」を丁寧に残しています。
個人の方だけでなく、店舗や企業のSNS、LINE、Web発信に関するご相談も増えてきました。打ち合わせでは直接お会いし、その方の想いや価値観を丁寧に伺うことを大切にしています。飲食店では料理だけでなく作り手の姿を、不動産では物件だけでなくそこで働く人の表情も一緒に写すことで、「その事業らしさ」が伝わる写真になると考えています。
撮影の場では、主役はあくまでお客様です。私は空気に溶け込むように寄り添い、その人らしい自然な瞬間を引き出すことを心がけています。一方で、地域で活動する中で「顔を覚えてもらうこと」も大切だと感じ、親しみを持って声をかけていただけるよう、トレードマークのパーマヘアで自分らしさを表現しています。
2024年3月に創業したものの、創業当初は、胸を張って「事業を行っている」と言えるほどの自信はなく、手探りの中で事業を行っていました。そんな時にPTAのつながりを通じて、半田商工会議所の『はんだなごみ(和)サポート』をご紹介いただきました。2024年度に7名の採択者の一人として助成を受け、それを機に事業主の自覚も芽生え、自分の事業と改めて向き合い、これから何を届けていきたいのかを考える時間が増えました。周りのお母さんたちからの撮影依頼のお声がけも多くなり、支援をいただいたことで、仕事への責任感や意識が大きく変わりました。
支援を受けた後も、助成を受けた仲間との交流が続いています。月に一度、『pivot』で近況を報告し合い、情報交換を行う時間があります。同じように挑戦する仲間の存在に刺激をいただいています。また、商工会議所事業の『新入会員ウエルカム交流会』にも参加し、新たな出会いの機会をいただきました。地元半田で暮らしていながら知らなかった企業や人との繋がりが生まれ、地域の中で学び合える環境の心強さを実感しています。交流の場では、半田の地ビールを味わう機会もあり、地元の魅力を改めて身近に感じる時間となりました。
仕事を始めてから、「イキイキしているね」「楽しそうだね」と声をかけていただくことが増えました。私自身、事業を通して人と関わる機会が広がり、少しずつ自分の中の意識も変わってきたように感じています。子育ても、すべてを抱え込むのではなく、家族の協力を得ながら少し手を離して見守ることで、子どもたちの自主性が育ってきたと感じる場面が増えました。見守ることで、子どもたちが自分で挑戦する力を伸ばしていることを嬉しく思っています。
私は起業という形で社会と繋がる一歩を踏み出しましたが、10年間の専業主婦時代は社会との距離に悩む日々もありました。「今は子育ての時期」と自分に言い聞かせながら、資格取得や学びを重ねていましたが、やはり社会と関わりたい気持ちは消えませんでした。働きたいと思っても、すぐに保育の環境が整うわけではなく、乳児を育てながら仕事を探すのは容易ではありませんでした。生活リズムや家庭との両立を考えると選択肢は限られ、歯がゆさを感じながら過ごしていた時期もあります。
子育てをしながらも、自分らしい働き方を模索している方は多いのではないでしょうか。現在は、子育てをしながらでも安心して一歩を踏み出せる場づくりについても、仲間とともに少しずつ構想を進めています。写真や広報の仕事を通じて得た経験を活かしながら、これから挑戦したい方の背中をそっと支えられる取り組みも考えていきたいと思っています。
写真を通して大切な時間を未来へ残し、地域の中で人と想いをつなぐ存在でありたい。『ままのて』そんな想いとともに、これからも地域の中で歩んでいきます。
■ TEL/070-2032-5877
2026年2月2日(月)
【個性派花屋から真心を込めて】
店舗に一歩足を踏み入れると出迎えてくれる多くの観葉植物。観ているだけで癒しを与えてもらえ、不思議と穏やかな気分になり、心に余裕が生まれてくる。数年前の誕生日に、私が友人からもらい、育てていた、パキラという名前の観葉植物もあり、どこか懐かしい気持ちになった。緑豊かな店内を進むと、看板猫のオセロくんも出迎えてくれる。
2011年、店主である達男氏が両親の店から独立し、葬儀会社専門の花屋として創業。葬儀以外でも受け取った人に心から喜んでもらえる花屋を目指し、2014年7月より現在の店舗を構え、これまで知多半島には無かった観葉植物に特化した花屋としてオープン。
なんと言っても店内に入ると目に入ってくる多くの観葉植物が特徴的だ。元々店主夫妻が好きだったこともあり、多くの観葉植物を取り揃えている。季節の花の鉢を飾るのも素敵だが、観葉植物は一年を通して楽しむことができ、手をかければかけるほど育ち、日々価値が生まれる。お客様一人一人に合った、一時の美しさだけではない、観葉植物から得られる自然豊かな癒しが、ここ「hanabisou」で見つかるのではないだろうか。
もちろん花屋として切り花等も提供しており、個性派で珍しい花が多く品揃えされている。花束やフラワーアレンジメントを作る際には、受け取る人の年齢や好みなど、じっくりお話を伺い、受け取った人が心から喜んでもらえるよう作成している。個人だけではなく、法人向けにお花を贈るときには、お祝い札に企業ロゴも入れ、お花だけではなく、お祝い札でも相手が受け取って喜んでもらえるよう工夫もしている。受け取る人の喜ぶ姿を考え、真心を込めて作成する、店主夫妻が大切にしていることだ。
【長く育て価値あるものに】
せっかく購入した観葉植物などが、すぐに枯れたり傷んでしまったりしては悲しいだろう。hanabisouでは、日が経つにつれて価値が下がるのではなく、日々手をかければかけるほど植物が育ち、価値が生まれることを大切にしている。購入時には管理方法をわかりやすくお伝えし、その管理方法をまとめたオリジナル用紙を提供している。店からお客様の手元に渡ってからも、まだまだ成長し育つ観葉植物の提供を大切にしている。もし、大切に育てていた観葉植物がどうしても調子がよくないときは、ぜひ一度相談してみてほしい。状態によってはメンテナンスも行っている。
また、事業所の福利厚生の一環として、従業員へのバースデーフラワープランも展開している。ぜひ、福利厚生として活用してみてはいかがだろうか。
店主夫妻が真心込めてお届けする花や観葉植物は、長く育ち、価値を生み、お客様一人一人に癒しや喜びを与えてくれるだろう。(取材:間瀬花夢音)
【住所】半田市上浜町10‒13
【代表者】澤田達男
【営業時間】日~木曜日/10:00~19:00
金・土曜日/10:00~20:00
【定休日】毎週水曜日
(月1~2不定期火曜日休み)
【TEL】0569-24-9150
2026年2月2日(月)
1992年、『6人で大きく実らせる』そんな想いで『ミロク工業』をスタートしました。以来33年、『挑戦あるのみ』『どんなニーズにも応える』を精神的基盤として走り続け、今では仕事は趣味になりました(笑)。当社は各種設備機器の設計、製造、機械の据付、安全・安心を考慮した配管・配線まで、設計から現場が稼働するまでの一貫施工を請負っています。現在13人の社員で現場を回し、少数精鋭だからこその高いスキルを持ったスペシャリスト集団として機能しています。長年トヨタグループ
に関連した仕事を請負い、その実績に裏打ちされたノウハウで海外からの受注も増加しています。
お付き合いのある企業や商社から仕事を紹介いただき、海外の企業からはダイレクトに電話がかかってきて打ち合わせを始める。それが当社のスタイルです。「こういうモノが欲しい」、「この案でどうですか?」そんなやり取りを通してスピーディーな見積もり提出、納期厳守も当社の強みです。万が一トラブル勃発の場合もその場で臨機応変に考え解決します。それをしてしまうので、さらに忙しくなってしまうのかもしれません(笑)。製品を現場に配置できないなどのアクシデントで稼働できないことにもなれば、たちまちお客様の仕事に弊害が生じる恐れがあります。どんな時も、現場の下見をし、設置現場の状況を把握するようにしています。先日もある企業から「うちの会社を応援してください」と要請をいただきました。そういう言葉はありがたいことです。これらは当社が経験値を積み重ねた結果であり、社員の頑張りがあってこそです。
代表として打ち合わせ・プランニング・製作・搬入・施工・保守整備と多岐に亘る仕事を抱え、図面制作も大切な仕事です。部品ごとの図面、いくつもの部品を組み合わせて機器を作っていく元となる図面がないと、現場は動けません。CADを駆使していますが、年を重ねてから使い始めたので、覚えが悪くて苦労しています(笑)。頭の中に叩き込んだ知識や情報を元にゼロから生み出すのはやりがいもあり、『挑戦あるのみ』と自ら言い聞かせています。『楽に仕事をする』ことも心掛けており、『AI』を活用出来れば良いのですが、その都度オリジナルの図面を書く作業には、学習して成り立っているAIは現時点では限界があります。「これとこれをくっつけて、こうしたら?」とAIはそこまで教えてくれないので、自分の力に頼るしかないと思い、『どんなニーズにも応える』ために知恵を絞っています。この他、工事に必要な電気分野(AI・ロボット関連)は、他部署が担当しています。
現在は、私の仕事を少しずつ社員が引き継いでくれており、助かっています。30年ほど前にブラジル、8年前にベトナムから来た社員も在籍しています。つい最近もベトナム籍の社員が入社し、みんな真面目で一生懸命です。最初は言語面での苦労もありましたが、今では日本語を普通に話し、日本文化に馴染んだ先輩からの教えもあり、社員は仕事も生活面も困ることはないようです。また、週1回講師を迎えて社内で日本語教室を開いています。昨年12月に『日本語検定』に挑戦した社員もいて、彼らの成長を目の当たりにするのは楽しみです。
色々な節目を経て当社も成長してきました。旧工場が道路拡張のため、立ち退きになり、半田市に協力を仰ぎ現在地に600坪の新工場(敷地面積1,800坪)を新築した2018年は大きな節目でした。取引先、社員、地域社会等のステークホルダーの皆様の期待に応えることが当社の存在意義と思いを強くした時でした。、半田市が『半田市SDGs宣言制度団体』を募集した時には、そのご縁に感謝し真っ先に登録し、具体的に取り組みを始めました。
外国人研修生の育成(日本語教室開催、実習生へのOJT)、品質管理(ISO9001認証取得)、環境対策(太陽光発電の設置、ISO14001認証取得、全施設にLED設置、事務所・工場内の緑化活動、EV設備設置【EV車を導入し、社内にEV充電スタンドを設置し地域に開放】)、社会貢献活動(半田市社会福祉協議会への寄付、赤い羽根共同募金運動の促進)、生きがい、働きがい(健康チャレンジ宣言)、つくる責任・つかう責任(製品の向上、新技術への取り組み)でSDGsの達成に努めています。また、あいち女性輝きカンパニー認定、パートナーシップ構築宣言、愛知県自動車エコ事業所認定等もいただき、社員が働きやすく誇りを持てる職場を目指しています。少し残念なことは現在地元出身の社員が在籍していないこと。地元人材を積極的に雇用していますので、ご希望の方は先ずは工場見学からご案内します。
『楽に仕事をしたい』私の夢は、楽な『隠居』です(笑)。前職が日本料理の板前だった名残で(?)、会社で自分の昼食作りをし、リタイア後はうどん屋か蕎麦屋を開こうと思った時期もありましたが、今は違う世界を見たいと考えています。今は、仕事に追われ早朝4時くらいには出社していますが、楽になるだろう隠居後は旅をしたい、日本一周してみたいなど夢みながら、『社員と共に、もっと大きく実らせたい』と仕事に励む毎日です。
髙野 昇さん
■ 半田市八軒町89番地1
■ TEL/0569-24 -7788