半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

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自然の流れの中で

2022年3月14日(月)

名古屋鉄道株式会社 知多半田駅長 浜田 章裕氏


 街の顔とも言える駅にはそれぞれ歴史があり、格がある。名鉄線で主要駅の知多半田駅の駅長ともなれば、周囲から熱い視線が注が
れ、期待を一身に集める。
 「美浜町生まれの私は、知多半田駅は高校生時代に通学で慣れ親しんだ駅です。入社した時には想像もできなかった名誉をいただき、恐縮しながらも、みんなが明るく楽しく勤務出来るような環境を整えていこうと思っています。こうしよう、ああしようという確固たる目標を持つのではなく、自然の流れの中で自分の役割を果たしていこうと思っています。今までずっとそういう気持ちで働いてきました」
 高校卒業後、様々な職場で働きたいと、グループ会社を持つ名古屋鉄道に入社。河和駅に勤務し、車掌、運転士というコースを歩い
た。その先は鉄道現場で定年を迎える人がほとんどという中で、30歳前に沖縄事業部のホテル黒島マリンビレッジ勤務への辞令が下っ
た。八重山諸島の一つ黒島は牛とウミガメが有名で、人口約220人、3000頭を越える牛のいるのどかな島である。
 「その頃はスキューバダイビングに熱中していたので、いつでもダイビングができると喜びましたが、忙しくて楽しむ時間はありませんでした。前任者が退職した空席を埋めるために配属され、手探り状態からのスタートでした。名刺は支配人でしたが、営業からお客さまの送迎まで何でもやり、最初の頃の睡眠時間は3時間ほどでした。早く休みたい時もありましたが、夜になれば島の人が集まってきて酒盛りが始まりました。体はいつも疲れていましたが、とても楽しかったですね」
 全くゼロからのスタートで、ベッドメイキングなどはアルバイトの方に教わった。知らないことを教わるのは当たり前。立場に囚われることなく、新しい世界を見たい、学びたい気持ちが強く、何事にも貪欲に取り組んだ。後に本社での厚生担当(社員向けのイベント企画等)、名鉄病院での医療事務、労働組合の専従を経て、鉄道の現場に戻るという異例のコースを歩むが、どんな部署に配属されても動じることなくその職場に溶け込んできた。
 「黒島で新しい世界で学ぶ楽しさ、知る喜びを体感したことがその先の仕事の仕方になり、新しい仕事に向き合う不安より、楽しさに胸躍らせてきました。そして、入社時に教育センターの先生から教わった『ありがとうございます』という言葉を使ってきました。『ございました』ではなく、これからも続きますようにという想いを込めて、『ありがとうございます』この言葉を大切にしてきました。鉄道現場には、開設して数年後の中部国際空港駅に駅長補佐として戻ってきました。以来、私自身がお客さまから声をかけていただきやすい雰囲気づくりを心がけてきました。立ち姿ひとつにもそれは表れると考え、テレビで見るデパートやホテルマンの腕の位置や足の開き方などをお手本にしてきました。空港駅は電車をあまり利用されない不慣れなお客様や、海外のお客様が多かったですね。外国のお客さまには英単語を並べてご案内しながら、冷や汗をかいていました。通じていたのでしょうか(笑)」
 後、中部国際空港駅副駅長、常滑駅長を経て、1年前の3月に現職。人が行き交う場所である駅は、そこに働く人の笑顔が和やかな雰
囲気を醸し出す。その環境を作るため、時には黒子に徹し、後方から支援の手を差し伸べる。自身の経験から励ましの声をかけたり、厳しく指導することもあるようだ。
 「どちらかと言えば気が短い方で、すぐに怒ってしまいそうな自分のことは分かっていますから、丁寧に静かに話を聞くように自制しています。そうだからでしょうか、かつては『怖い人』という噂もあったようですが、そんなことはありません(笑)」
 様々な部署での多様な経験は知りたい、学びたいという知識欲を満たしてくれた。そして、大きな武器となり各部署で開花した。それは努力の証でもあるが、持って生まれた大きな武器は『若白髪』と笑う。今は見事な白髪となっているが、初対面の方からも覚えていてもらえて、声をかけていただけることも多いそうだ。
 「子どもが保育園でお父さんの絵を描いた時も髪の毛はグレーになっていました(笑)。この頭髪は、自然の流れの中で生きていく私そのものと思っています」

●ちょっと一息●
例え、病気をして明日から動けなくなってしまっても『こういう運命だった』と思うようにしています。あるがままを受け入れていく覚悟をいつも持ち合わせています。妙に悟ってしまったような考え方をしてしまうのも、自然体で生きてきた母の影響と、中学時代の出来事が深層にあるからでしょうか。
 中学3年生で部活中(野球部)に頭をうち、頭痛との闘いの日々が続き入退院の繰り返し。高校時代には運動禁止に。体を動かすことが大好きだった私には過酷な日々でしたが『あるがままを受け入れていく』『自然の流れの中で生きていく』と思うようになった時期でした。その反動か、社会人になってからは弾けるように野球、スキー、スキューバダイビングなどに熱中しました。
 社会人として大きく成長させてくれた黒島へは離れてからも何度か訪れていますが、父が遺してくれた田畑で米やみかんの栽培をするために、この数年間は島民のみんなに会いに行けない状況が続いています。仕事と農作業、暇なく動いていますが、体を動かすことが好きな私でも年齢とともに少しきついなと感じることが多くなりました(笑)。
 そんな時に慰めてくれるのが愛犬です。足の悪いトイプードルを引き取って、『クララ』と名付けました。今では家族の中心はクララです。服の中にクララを入れて一緒にテレビを見る。そのひと時が一番の幸せです。

1963年美浜町生まれ。82年愛知県立半田工業高等学校卒業。
同年名古屋鉄道(株)入社。知多半田幹事駅、神宮前乗務区、沖縄事業部、厚生担当(本社)、
名鉄病院を経て鉄道現場に。中部国際空港駅、常滑駅、2021年現職。美浜町在住。当所議員。



男性メイクに挑戦

2022年2月28日(月)

アライアンスガーデン

市内で美容室を運営している同店は、顧客からのニーズに応えるため男性メイクに挑戦しています。
 男性メイク商品を紹介、メイクアップの方法を伝え、美しくなっていただきたいと願っています。
 そのPRとして、今回、英語落語家として全国のみならず海外を舞台に活動している喜餅(きもち)さんとコラボして男性メイクを動画投稿サイトYouTubeで紹介しています。
 店名であるalliance(アライアンス)の由来通り、さまざまな人との関わりの中で互いに発展していきたいとの想いで今回のコラボに繋がりました。

YouTube
https://youtu.be/3ETP5KAYK58

代表/岡田紀久子
住所/半田市昭和町2-27-1
TEL/22-7776
HP/http://www.alliance-garden.com
営業時間/9:30~20:00(日曜日は18:30まで)
定休日/毎週月曜日、第2・第4火曜日



たこ焼たかやんが二刀流に進化!

2022年2月28日(月)

たこ焼たかやん味一番

たこ焼に並ぶ新グルメ「知多半トンぶたこ焼」の登場!
 知多半島の優良ポークを自家製の焼豚に仕上げ、姿はたこ焼、中身は旨味の効いたチャーシューで「知多半トンぶたこ焼」と名付けました。知多半島の名物を目指した逸品です。
 4月からまずは本店より販売開始です。(3月ごろからお試し期間で先行販売を予定しています)

代表/杉浦重成
住所/半田市美原町1-248
TEL/29-3276
HP/https://yukino-s.com



ダンボールアート展を開催

2022年2月28日(月)

トミタパックス(株)

半田赤レンガ建物にて、トミタパックス(株)が製作したダンボールアート作品の展示とワークショップ(3月19日(土)、20日(日))が行われます。
これがダンボールかと驚くような細かい造形を、ぜひご覧ください。

日時/3月7日(月)~3月20日(日)
   9:00~17:00(初日のみ10:00~)
場所/半田赤レンガ建物(半田市榎下町8)
代表/冨田敬子
住所/半田市州の崎町2-140
TEL/(0569)29-3211



母は一家の太陽であり 母は一家の医者である

2022年2月10日(木)

漂香茶館

 有楽町にひときわ日本離れした外観の建物がある。中国茶・茶膳・薬膳のお店「漂香茶館」だ。
 代表の西山杏実氏は中国福建省出身。なんと元産婦人科医で、さらに国際薬膳師の免許保持者でもある。20代前半は中国にて産婦人科医として働いていた。当時の中国は一人っ子政策がとられていた。様々な葛藤の末、2000年、憧れであった日本への留学を決意。先に親戚が住んでいた
山形県にて3年間を過ごす。その留学中に出会ったのが現在のご主人。その後国際結婚、3人の子どもを育てながら自身も進化をし続ける、スーパーママさん経営者だ。
 ご主人の転勤に伴い半田の地に出会い、半田の土地や住む人々の優しさに魅かれ、2009年、定住を決断。そんな中、福建省では生活の中で当たり前の存在であった、中国茶のお店をやってみたい、お茶の魅力を伝えていきたいという思いが強くなる。当時は小さな子どもたちの子育てをしながらであった為、まずは自宅にお店を設けた。いつか大きなお店にできたらいいなと夢を大きく持ち、趣味感覚で始めたお店。しかし、周りで支えてくれる仲間や家族の応援があり、チャンスは思いの外、早く訪れた。2015年、現在の場所にお店を構えることができた。
 漂香茶館はランチタイムになると、毎日女性客で満席となる。人気の秘訣は、西山氏自身がブレンドしている唯一無二のお茶と四物湯(しもつとう)という薬膳スープ。提供するほとんどの料理にはこの薬膳スープが使用されている。この薬膳スープは西山氏自身が3人目出産の際に体調を 崩したことをきっかけに、自らの知識を駆使し、オリジナルで考案したものだという。東洋医学では、病気になる前に予防をするという考えがあり、これからもお茶や薬膳スープを通して養生の仕方を多くの人に伝えていきたいと話す。

漂香茶館では通常の営業とは別に、毎月最終金曜日と土曜日に様々なテーマでのお茶会・薬膳料理教室等が開催されている。これもまた、幅広い年齢層のファンが集まる。半田市内からはもちろん、名古屋市や県外からも足を運んでくれるお客様もいるとのことで、絶えない人気がうかがえる。
 少しでも、これまで支えてくれた周りの方の役に立ちたい、恩返しがしたい、体に良いものを提供したいと、コロナの自粛期間でも休業はせず、お店に立ち続けたという。その常にお客様に寄り添う気持ちも、常連客で賑わう理由なのだと伝わってくる。
 今後の挑戦について尋ねると、ディナー営業や店頭・通信での販売事業にもさらに力を入れていきたいと教えてくれた。薬膳料理の新しい展開はもちろんのこと、ディナー営業では薬膳酒を提供できる空間を作るなど、今後もどんどんと新しいチャレンジをしていきたいと次なる夢を力強く語ってくれた。
 振り返ると、人生無駄であったことはひとつもないという。やりたい事をすべてノートに書き出し、言葉にし、そして、目の前にあることを、ただひたむきにチャレンジしてきた結果が今であると話す。インタビュー中、西山氏が何度も何度も言葉に出したのが『感謝』『おかげさま』といった周りの方々への気持ち。今ある状況にありがとうという気持ちを常に持ち続けること。それが現在よりもさらに大きく羽ばたく原点なのかもしれない。     (取材・長谷川有華)
【住所】半田市有楽町8-27-1  【代表】西山杏実
【創業】2010年
【営業時間】11:00~15:00 / 17:30~21:00
【定休日】第一月曜日(終日)、月曜日ディナータイム
    ※第一月曜日を除く月曜日のディナータイムは、
     10名様以上のご予約にて営業致します。
【TEL】47-6897 【Instagram】@hyokochakan