半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

会員トピックス
はんだの元気印企業

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愛するペットのために…

2022年1月25日(火)

ペットセレモニーレインボー

日本のペットブームに伴い、ペットに対するサービスは年々増加している。トリマーやブリーダーなどが代表的だが、最近ではペット専門の葬儀場もある。愛するペットが亡くなった時に葬儀をきちんと行えるのは、飼い主にとっては嬉しいサービスだ。そんな葬儀場が知多半島で唯一、半田市に存在している。

今から約16年前、半田市乙川の阿久比川沿いに、ペットセレモニーレインボーは誕生した。創業のきっかけは、代表の榊原唯旨さんが犬を飼い始めたことだった。飼うからには、最期まで責任を持って面倒を見なくてはいけない。そんな想いで飼い始めた。当時の知多半島には、ペット専門の葬儀場はなかった。ペットが亡くなって火葬をしても納骨はできず、遺骨が飼い主の元へ戻らないのは当たり前だった。そのことに疑問を持った唯旨さんは、ペット専門の葬儀場の創業に向けて動き出した。
昔からの地元の友人や、半田商工会議所青年部での活動を通して出会った仲間に声をかけた。ペット専門の葬儀場は当時まだ珍しかったため心配されたこともあったが、6名の同志の協力もあり創業に至った。「レインボー」という社名は、「虹の橋」という詩が由来となっている。この詩によると、天国に続く道の手前に虹の橋がかかっていて、亡くなったペットたちは、まずこの虹の橋のたもとに行くとされている。そして、飼い主が人生を全うして天国へ向かうとき、ここで飼い主とペットが再会できるのだ。このあたたかい詩は世界的に有名なもので、多くの人をペットロスから救ってきた。

 創業後、最初は試行錯誤の毎日だった。しかし、ペットの飼い主にとっては二度とない、愛するペットとの別れの場。そこに立ち会う唯旨さんに、失敗は許されない。真剣に、誠心誠意、別れの場に立ち合ってきた。毎日、身近に居てくれたペットとの突然のお別れは、身内や家族が亡くなった時以上に涙が止まらなくなる方も多いという。そんな様子を見て、改めて「ペットは家族」ということを再認識するようになった。

「可能な限り、お客様の要望を聞いてあげたい。」と唯旨さんは言う。火葬や納骨方法に選択肢を設け、納得のいく葬儀ができるようサポートしている。年中無休で8時から19時まで、葬儀、火葬、納骨、すべてを唯旨さん一人で行っている。利用希望の全てのお客様が利用できるよう、宗教的なことは排除し、無宗教の葬儀を行っている。予約は電話で受け付けており、お客様の要望を聞いて唯旨さんの方からもしっかりと言葉で伝える、ということを心がけている。

創業して16年、利用者は徐々に増加している。知人からの紹介で来る人や、再度の利用で来る人、インターネットの口コミを見て来る人など様々である。唯旨さんのやりがいは、お客様に「ありがとう」と言われることである。仕事の性質上、葬儀の代金をいただいても唯旨さんの方からお客様へ、ありがとうございました、とは言えない。しかし、代金を支払ったお客様の方からお礼を言われることが多いという。珍しい仕事だと感じると同時に、やりがいに繋がっている。

取材の終わりに、唯旨さんに今の想いを聞くと「レインボーを創業して本当に良かった。以前の仕事では東海4県を飛び回っていたが、今は地元に根付いた仕事ができて、やりがいを感じることもできる。自分に合っていると思う。」と笑顔で話してくれた。レインボーの敷地内には共同のお墓があり、いつも綺麗なお花が飾られている。このお墓は24時間お参りができるようになっており、毎日たくさんの人が訪れている。私自身もレインボーを利用したことがあるため、お参りをすることが多々ある。ペットとの別れは悲しいものだが、レインボーには、家族からペットへの愛情が溢れている。愛するペットの最期を考える時、レインボーの利用をひとつの選択肢として考えてみてはいかがだろうか。(取材:榊原絢美)

【住所】半田市乙川末広町97-5
【代表】榊原唯旨
【創業】2005年 【営業時間】8:00~19:00
【定休日】年中無休 【TEL】26-7739


ものづくりの喜び、人と人とをつなぐ

2021年12月9日(木)

ひらおかステンドグラス工房

 「ものづくりの喜びを伝えたい」そう教えて下さったのは、今回お邪魔した「ひらおかステンドグラス工房」代表の平岡和広さん。35年間、温かい光の作品を制作してきた。
 芸術大学で油絵を専攻していた和広さんはステンドグラス職人である叔父様に在学中にその技術を学び、卒業後間もなくここ亀崎にステンドグラス工房を開業した。当時、知多半島にステンドグラスを商いにしている人はおらず、そのためステンドグラスを日常にどう取り入れてもらうか、試行錯誤を重ねた。住宅の窓に、と建築事務所に営業に出向いた時には「教会建築はやっていない」とお断りされた。大手鉄道会社に飛び込みで営業をしたこともあった。困難な状況ではあったが、当時、デザイン博が開催されていたことはステンドグラスを広める追い風となった。“芸術”を受け入れる機運が全国的に高まっていたそうだ。
 一方、工房として開業すると思わぬオファーを受ける。市の社会教育課(当時)から大人向けのステンドグラス教室をやってくれないかと。これがステンドグラス教室の始まりとなる。現在この教室は芸大同級生の妻の美貴さんが主となり13クラスを月2回、隔週で開催されている。生徒数は現在100名前後で、その中には30年以上通っている方もいらっしゃる。「ただ作品を作るという目的だけでは、こんなに長く続けてもらえなかったと思う」と美貴さん。作業の合間に聞こえる何気ない会話を聞き、生徒さん同士の共通点に気付き“人と人とをつなぐ場”となるよう意識して教室を運営している、と教えてくれた。また「大人になると褒められないよね、祝われないよね」との想いから、この教室では展覧会への出品を通して生徒さん一人一人を讃えることも大切にしている。なにより、こうした体験を通じて“ものづくりの喜び”を感じてもらいたいと願っている。
 和広さんが転機を迎えたのは1999年。国の重要文化財となる明治村の聖ヨハネ教会堂のステンドグラスの制作を行ったのだ。同じく明治村にある聖ザビエル天主堂の華やかなデザインとは対照的な落ち着いたデザインは、当時の京都の風土と文化に調和させ、教会に救いを求めやってくる人々の心を深く癒してきたと想像する。この他、半田市役所ロビーにある扇型の壁面装飾ステンドグラス『歴史と伝統のまち半田』や一畑山薬師寺の涅槃像が納められている建屋の格縁天井ステンドグラスなどが代表的な作品だ。油絵を学んできた和
広さんは、ガラスという素材で絵を描いている、と語る。それまでステンドグラスと言えば西洋のマネをする風潮だったが、和広さんは「和」を意識した作品を創り、人がやらないことをやり続けてきた。
 工房にあるガラスの種類は筆者の想像を超える多様なものだった。透明、半透明を使い分け、切り方、切る場所によって幾重にも表情を変えることができる。ステンドグラス教室に通う人・作品を依頼する人もまた多様な個性を持ち、自分の輝きに可能性を見出したいとここに訪れるのかもしれない。
 半田市亀崎町でこれからも素敵な作品を作り続けていただきたい。             (取材・加藤由香恵)


【住所】半田市亀崎町10-17  【代表】平岡和広
【創業】1985年  【営業時間】9:00~18:00
【定休日】日曜・祝日  【TEL】29-3310



キレイに、オシャレに、健康に。最高級のトータルケアを。

2021年11月18日(木)

株式会社A&Y

今年10月に花園町に店を構えて10周年を迎えたのが、今回ご紹介する「DOG SALON ROYCE-ドッグサロンロイス-」である。2020年4月にドッグアパレルの製造販売を本格化するために法人化した。
 代表の松原朱里氏は生まれは刈谷市だが、様々な縁に恵まれ、花園町でドッグサロンを開店することとなった。もともと犬が大好きで、ご自身も5匹のワンちゃんと一緒に暮らしている。ペットサロンの道に進んだのも、飼っているワンちゃんを自分好みにトリミングしてくれる店舗が見つからず、それならば私がなればいいと考えたからだそうだ。はじめは実家の刈谷市にあるペットサロンに就職し、5,6年勤めたのちに独立することとなった。当初は亀崎に居住しそこでペットサロンを開業した。1年程経過したころ、現在の花園町に居住と店舗を移し、現在に至る。 16,7年程前に自分自身に大きな影響を与える人物と出会った。独立をするきっかけだったり、経営に関するノウハウを教えて頂いたりと、人生においても、会社経営においても、松原氏にとって大切な人となったという。ドッグサロンの店舗名である「ROYCE(ロイス)」もその方が飼っていたワンちゃんの名前をいただいたそうだ。また、最高級車「ロールス・ロイス(Rolls-Royce)」と同じスペルで、これには他とは違うワンランク上の上質なサービスとリラクゼーションを提供するという意味も込められている。
 その店舗名のとおり、「キレイに、オシャレに、健康に」をコンセプトにワンちゃんの性格や毛質やコンディションなどを考慮し、細部まで丁寧に施術が行われる。美しい仕上がりはもちろんのこと、ワンちゃんに負担・ストレスが少ないのも嬉しい。卓越した最高のトリミング、最上級のシャワーケアで訪れるゲストと大切なワンちゃんに高品
質なサロン体験を提供し続けている。
 そして、2020年4月よりドッグアパレルの製造販売を始めた。始めたきっかけはドッグサロンのお客様だった。これまで、既製品の服をかわいいと思えずにいたが、そのお客様がデザインし、作られた洋服はとてもかわいく、一緒に暮らすワンちゃんに着せたいと思った。そこから、その洋服を自分が楽しむだけでなく、多くの人にも販売したいとえ、本格的にドッグアパレルの製造販売を行うこととなった。ドッグアパレル「PP*closet」はネット販売が主で、店頭での販売はされていない。
 ぜひホームページでそのこだわりの洋服を見てほしい。『大人も欲しくなる上質なリアルクローズを…』をコンセプトに掲げ、大人も欲しくなる上質な普段着に拘り、ベーシックな服を中心に、時には遊び心を少々プラスし愛犬の魅力を最大限に引き出せる形にデザインされている。
 ドッグサロンもドッグアパレルも、訪れるゲストとワンちゃんがより幸せに過ごせるように寄り添い、それぞれに合ったサービスを提供する。愛犬とともに暮らしている方はぜひ一度体験していただきたい。(取材:濱島千尋)

【住所】半田市花園町4-2-2 【代表】松原朱里
【創業】2011年 【営業時間】10:00~19:00
【定休日】水・木曜日 【TEL】58-0613
【HP】DOG SALON ROYCE http://royce-dog.jp/
   PP* closet http://pp-closet.co.jp/



鉄の風合いを活かした、お客様のライフスタイルに合わせた家具作り」

2021年10月18日(月)

rimessa works(リメッサワークス)

最近は「おうち時間」の増加から、自ら家具を作ったりリメイクするDIYに取り組む人が増えてきている。一方で、マンション住まいなど様々な理由からDIYが出来ない人や、自店舗の雰囲気や間取りに合わせた什器を求めている事業者にとっては、自分好みのデザインや色などを指定できるオーダーメイド家具はありがたい存在ではないだろうか。
今回ご紹介するrimessa works(リメッサワークス)の代表である神谷英昭さんは、東京のデザイン専門学校でインテリアデザインを学んだ後に、店舗什器製作会社や鉄製家具を手掛ける鉄工所で経験を積み、2018年に地元である半田に戻っrimessa worksを開業した。
当初はテーブルやテレビボードなどの大型家具も取り扱っていたが、主とするインターネット販売では低価格帯の小型家具に人気が集まり、また、お客様の生活環境に合ったものを作りたいという想いから、マンションなど間口の限られた住居でも使いやすい省スペース家具の製作を始めた。家具作りにおいては「鉄の持っている素材感を感じられ、他では見たことのない家具を作りたい」というこだわりを持っており、デザインや素材にひと工夫を加えることにより、収納する身の回り品がより綺麗に見え、より実用的に使えるように考えられている。
実際の商品でも、靴を斜めに掛けることで飾るように収納できるシューズラックや、水受け部分に珪藻土を使用することで衛生的に使える傘スタンドなどがよく売れている。神谷さんにそのアイデアの源を尋ねると、「知人から頼まれて家具を製作する過程から別の家具のインスピレーションが湧いたり、既存の物を掛け合わせて何か新しい物を生み出せないかと常に情報収集は欠かさない」と言う。一度は完成した商品においても、家族やお客様からのアドバイスを積極的に取り入れ、常にブラッシュアップし続けているそうだ。
また、大量生産を主とする大手メーカーでは融通の利かない「デザインは気に入っているけど違う色が欲しい」や「自宅の設置スペースに合わせてサイズを変えてほしい」などのオーダーにも、一点一点手作りしている強みを活かして丁寧に対応している。更には個人客以外にも店舗で使用する什器の製作も請け負っており、こだわりの強い事業者の注文にも見事に応えてくれる。
現時点では実店舗を構えているわけではないため、半田市での知名度はまだまだ発展途上だが、半田赤レンガマルシェへの出店などを重ねることによって、徐々に神谷さんの家具のファンも増えてきている。今後は徐々に売上と知名度を伸ばし、いつの日か工房兼ショールームを開き、お客様が気軽に家具の相談に来れる場所を提供したいと楽しみは尽きない。 (取材:齋田哲資)

【住所】 半田市有脇町
【代表】 神谷英昭  【創業】 2018年
【HP】 https://rimessa-works.com 
【instagram】 @rimessaworks



楽しくなければ、BARじゃない

2021年9月22日(水)

CAFÉ&BAR POLPO

名鉄青山駅から西へ5分弱、飲食店が並ぶ一角にある「CAFÉ&BAR POLPO」。BARという響きで、大人の隠れ家や憩いの場所をイメージして、敷居が高いと感じるかもしれない。しかし、同店は開放的な造りとなっており、イメージする不安は一掃され、気軽に楽しめる店内となっている。その店内には、皆様を迎えるオーナーがいる。彼の名は伊藤拓人。
「楽しくなければBARじゃない」をコンセプトに、創業から10年やってきた。地元祭礼にて、梶方後見や運行責任者の任も務めた伊藤氏。当所青年部にも所属し、理事や広域エリアへの出向も務めるなど、繋がりを大事にする男である。業界の面でも、保健所の衛生管理指導者として、地域飲食店の安全を守る活動をするなど、様々な角度から地域を支え、地域貢献に努めながら、自身の技術向上や人脈拡大の経験を積んできた。
 調理師免許も所有する伊藤氏。地元の新鮮な野菜・魚介を使ったイタリアンベースの料理を中心に、お酒と料理でシェフバーテンダーとして、来店された方々をもてなす。同店は、知多半島に数少ない深夜型レストランでもあり、同業者が閉店後にミーティングで利用することもしばしば。また、深夜でもパスタやピザが楽しめるお店として、市内外問わずに来店される方が多い。中でも、開業当時からの一番人気メニューであるデミグラスオムハヤシ(1,100円)。同店の看板メニューでもあるため、リピーターがこぞって注文する逸品である。ピザに至っても、生地からソースに至るまで、既製品や冷凍食品の類は原則として使用せず、レシピ作成した上でマニュアル化もされている。地産地消で地域貢献したい、との心意気から、契約農家から直送の新鮮野菜を使用していることも見逃せない。同店の料理は、新鮮野菜や市場で直接仕入れる魚介類を利用したメニューも多く、ついついお酒も進んでしまう。
 伊藤氏の、お客様に楽しんでほしいとの思いから、大切な時間を演出すべく貸切営業にも対応。慶事(バースデーパーティーや、結婚式の二次会)等にも迅速対応を行う。サプライズ演出の相談があれば、それが当日連絡だったとしても、可能な限り顧客の満足度と笑顔を得るため、臨機応変に対応を行う他、自らもその演出を手伝ったり、企画提案も行う。要は、本人自体が楽しいことが好きなのである。アルバイトスタッフが自己判断で顧客にサービスを行った場合でも、彼らの裁量に任せ、見守った上で成長を促す面もある。
 しかし、昨年から同店に大打撃を与える出来事が発生。そう、新型コロナウイルス感染症である。全国の飲食店同様、同店も大きな影響を受け、今まで半田の夜を楽しく演出していた店内から、顧客の笑顔や影が消えてしまったのである。それでも、伊藤氏は挫けない。当所会報誌等から得られる情報や、青年部等の繋がりを活かし、この苦境をなんとかして、乗り越えようと日夜励んでいる。その一環としてテイクアウト商品を開発する他、メーカーの研修なども受け、本場の味を再現したタコ焼の販売・提供を開始した。なぜBARでタコ焼か? 店名のPOLPOは、イタリア語で「タコ」を意味しており、洒落を利かしたメニューであると共に、自粛中でも常連顧客の方に、家族とPOLPOの味を楽しんでもらうための逸品。
 最後に、筆者が感じた男前な話を紹介したい。同店スタッフは下宿生が多く、生活費をアルバイトで切り盛りしている者
が大半。彼らも、生活が困窮しているだろうなと勝手に思っていた。しかし、伊藤氏は、経営状況が苦しい時も、常にローテ
ーションでスタッフが出勤できるようにしている。「スタッフの生活が成り立たないと、あいつら困るじゃないですか」、伊藤氏の兄貴肌な性格が垣間見えた瞬間である。
 「楽しくなければBARじゃない」を今後もモットーに、楽しく過ごせる時間を半田の街で提供していくことだろう。この記
事を見たなら、是非とも一度来店していただきたい。そして、同店を始めとする、苦境に立ち向かいながら戦う市内飲食店
にエールを送っていただきたい。     (取材:榊原鉄平)

【住所】半田市青山2-25-10  
【代表】伊藤拓人 【創業】2011年
【営業時間】18:00~4:00(L.O.3:30)  
【定休日】なし  【TEL】23-3039

※新型コロナウイルス感染症の影響で、時短営業等の場合もあります。詳細は店舗にお問い合わせください。