半田商工会議所 THE HANDA CHAMBER OF COMMERCE & INDUSTRY

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はんだの元気印企業

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正義を貫け!

2020年3月31日(火)

棚瀬誠法律事務所

「弁護士」というと、どのような職業だと想像するでしょうか。私はよくテレビなどで見るイメージから、法廷で、厳しい口調で証人尋問をしたり、言葉巧みに検察官と論争をしたり、難しい六法全書等をいつも持っていたり、というようなイメージを持っていました。でも、今回ご紹介する棚瀬誠弁護士は、そんな厳しめのイメージではなく、柔和でとても話しやすい弁護士さんです。
名鉄知多半田駅西口から出て国道247線を少し南へ行ったビルの5階に、棚瀬弁護士の事務所、「棚瀬法律事務所」はあります。棚瀬弁護士は、2007年の10月に半田市で開業し、今年で13年目を迎えます。それまでは名古屋で勤務弁護士として働いていました。独立する際に、できるだけ多くの刑事事件を扱いたいと思い、当時は、弁護士の数が少なく、国選の刑事事件が多くできそうな半田支部管内に事務所を設けることにしました。
弁護士の仕事を割合で表すと、民事事件で言えば、書類作成が約6割、当事者との打合せが約3割、法廷は約1割だそうです。弁護士業務は、事務所で、黙々と書類作成に従事することが最も多くの時間を要するようです。法廷で、相手方の弁護士や検察官と喧々諤々と論争することは滅多にないとのことでした。私の想像していた弁護士業とは少し違う印象でした。
若い頃に「自分は何者でもない。」という漠然とした思いと、「人の役に立つ仕事に就きたい。」との思いから、弁護士になることを決意されました。ただ、そうは言っても難しい司法試験です。棚瀬弁護士は、当時の司法試験に合格するのに、相当苦労されました。それからはや20年経っていますが、弁護士をめざした時の『理由はどうであれ、困っている人がいるなら手助けしたい』という気持ちを、今も変わらず持っていることは、棚瀬弁護士と話していると伝わってきます。
弁護士には、人と話すこと、説得力がある文章を作成すること、証拠を見極めることなどの能力が必要とされるそうです。「大切なのは人の話を聞く能力じゃないかな、そういう意味では、自分は人の話を聞くのが好きだったから、この職業には向いていたかもしれない。」と棚瀬弁護士は言います。
「弁護士という仕事は、時として社会正義を実現できる。」というのは、棚瀬弁護士の好きな映画のワンシーンのセリフです。特に、刑事事件では国が被告人を裁くわけですが、その時に唯一被告人を守れるのが弁護士です。弁護士側が「この人は無実だ。」と主張しても、それが認められることは本当にごくごく僅かです。保釈請求も、実は、簡単には認められません。そうした中で、被告人の要求を勝ち取ることができたとき、「正義を貫けた。」と感じ、この仕事をやっていてよかった!と思うそうです。
きっと法廷では柔和な一面からかっこよくキリっとした棚瀬弁護士を見られるのでしょう。是非、裁判を傍聴してその姿を見てみたいものです。
(取材:井上さや香)

事業所名/棚瀬誠法律事務所
所在地/半田市昭和町1-29 セントラル知多半田5C
TEL/0569-32-9711
受付時間/月〜金 午前9時〜午後5時
(事前に予約していただければ受付時間外でも相談はお受けできます)
休日/土・日・祝
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)



そろばんを通して、子どもが育つ塾

2020年2月28日(金)

河井速算塾

「読み・書き・そろばん」といった言葉があるように、昔から子どもの習い事の定番だったそろばん。大人になった今でも、計算をする時は頭の中にそろばんが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。習い事の選択肢が幅広くなった現在でも、昔ながらの寺子屋式で指導を行うそろばん塾が半田にもあります。青山駅前の通り沿いから一本入った場所にある河井速算塾は、この地で約40年に渡り数多くの子どもたちにそろばんを教えてきました。

代表の河井清美さんは、当所が事務局を務める日本珠算連盟半田支部の事業にも役員として意欲的に参画しており、珠算の検定試験と競技大会が主であった中で「子どもたちが輝ける舞台がもっとあっても良い」と考え、あんざんコンクール半田地区大会の開催などにも尽力されています。
個人で塾経営を始めた当時は、そろばん以外に英語指導も行っており夜遅くまで授業をしていたそうですが、一人で切り盛りする中で自身のお子さんとの時間が取りづらくなったため、当時は18時半で終了していたそろばん指導に専念するようになりました。清美先生の生徒のモチベーションを引き上げる指導方法で、これまでチラシ折込などの大きな販促をすること無く、クチコミの広がりによる入塾で経営を続けてきたというから驚きです。

現在は数名の先生にも手伝ってもらっており、中でも娘の美香さんは、大学卒業後に上場企業に入社するも自分らしく働ける場所を求め転職。司会業などを経て、現在は清美先生の下で塾経営に携わっています。美香先生は、「幼児から中学生まで異なる年齢の子どもたちがそろばんの習得という共通の目的を持って同じ空間でそれぞれの稽古に励む。すると自分の修練を大切にしながらも上級生が下級生の面倒を見たり、小さな子たちが周りと協力することを覚えたり、自ずと人間的にも成長していく」と言います。塾を卒業した後にも、高校や大学入学、就職などの節目に報告に来る生徒もいるそうです。

清美先生が常に試行錯誤しながら走り続けてきた40年の中で、美香先生をはじめ複数の先生の視点や考え方を取り入れることで指導法の幅が広がり、今が最も楽しく充実した仕事ができているそうです。そこで今後の展望をお伺いすると、「遠い将来のことはあえて見据えず、今在籍しているダイヤの原石のような子どもたちをどのように磨いていくか、誰ひとり脱落させずにそろばんを通して成長を促すことを頑張るだけ」とのことでした。

未来ある生徒から先生自身がエネルギーを受け取り、そろばんの知識と技術だけでなく人間的成長も与える。そんな好循環を生み出し続ける河井速算塾が、半田の教育の一端を間違いなく支えてきたと感じました。
(取材:齋田哲資)

所在地/半田市青山3-22-23
代表者名/河井清美
TEL/23-0247
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)



今までも、これからも〜酒菜♪魚菜♪酒菜♪〜

2020年2月3日(月)

食の蔵 酒菜

名鉄青山駅から東へ徒歩5分、JR東成岩駅からは西へ徒歩5分。両駅から近い立地にある「食の蔵 酒菜」。一見、隠れ家の要素を感じる店の佇まい。その店内では、大将の久松宏行氏が、厨房で腕を振るい、来店客に舌鼓を打たせる。この「食の蔵 酒菜」、実は、市内で四半世紀の歴史がある。今回はそんな歴史を紐解きながら紹介したいと思う。
 初代「酒菜」は、大将のご両親が、酒が好き、料理が好きという理由から、青山駅すぐ東に、平成6年に開店。その後、場所を青山駅西側に移転し、「魚菜」と名称変更。この頃、宏行氏は「魚菜」で料理長を務めていた。料理長になるまでは、様々な店舗(居酒屋や割烹料理店等)で修業し、調理のいろは、人との縁の大切さを叩き込まれた。そんな宏行氏に最初の転機が訪れたのは、今から5年ほど前。独立創業も考えていた際に、両親から背中を押され、現在地に「食の蔵 酒菜」として開業。一国一城の主となった。両親は独立を決めた宏行氏のために、「魚菜」を閉店、「食の蔵 酒菜」をこれからの店とした。
 独立創業した宏行氏。地元の繋がりや「魚菜」の常連客も継続リピーターとなり、順調に軌道に乗っていった。かのようにも見えたが、やはり最初はご祝儀での来店客も多かった。旬の食材を使った料理を楽しんでもらうため、魚介類、肉、野菜等を自らの足で、毎日仕入れにいき、自信をもって提供するも、客足は上げどまりとなった。
 そんな状況の救世主は、半田商工会議所の経営指導員!と言いたいところだが、地元の先輩でもある半田商工会議所青年部(以下:青年部)メンバーだった。開業当初、一人で店を切り盛りするため、会合にも出られないだろうし、まず経営基盤を固めることが先決と思い、青年部への入会は少し時期を置いた方がいいかもしれない、と筆者も宏行氏も思っていた。が、そこはさすがに地元の先輩、有無を言わさぬ勢いで入会メリットなどを説明し、「会合に出られない日は、俺らが店に来てやる!!」という決め台詞もあり、宏行氏は、半田商工会議所青年部のメンバーとなった。
 青年部加入後は、メンバーが会合後に来店することも増え、それと共に、宏行氏も経営者として時間調整を巧みにこなし、会合や事業などに積極参加するようになった。相乗効果で、青年部加入後は売上も以前より好調となった。修業の際に教えられた「人との縁の大切さ」を宏行氏は、ここで身に染みて感じることとなる。また、青年部事業で、店を空ける際、頼りとなるのは、実母の存在。初期の「酒菜」や「魚菜」で人気を博し、あの頃と変わらぬ味の玉子焼などを提供し、息子であり大将である宏行氏を助けるゴッド母ちゃんである。親子鷹での提供料理も楽しめる、飲み放題付の宴会コースは4,500円(11品)からご用意され、これからの時期、会社の歓送迎会などにも使い勝手のよい居酒屋である。
 「酒菜」、「魚菜」、「食の蔵 酒菜」と名称は変わるも、変わらぬ味とあくなき挑戦で、今後も半田の夜を賑やかにしていくことだろう。きっと、このカイギショゲッポウが皆さんの手元に届く頃、宏行氏が仕入れ、仕込みを行い、皆様のご来店を心待ちにしています。          (取材:榊原鉄平)

【住所】半田市有楽町6-120 ミキビル有楽1F
【代表者】久松宏行  【創業】平成27年3月
【営業時間】17:30〜24:00(L.O.23:00)
【定休日】日曜日  【TEL】0569-26-0348
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)



「気持ち」があれば、「物」にはこだわらない

2020年1月6日(月)

佛安佛檀店

当誌「カイギショゲッポウ」を毎月お届けするにあたり、いつものコースを順調に行けば、黄昏時の最終段階で当店に辿り着く。一見、本当に仏壇職人なのかと疑ってしまうようなロングヘアーにジーンズの風貌の竹内寛治店主(58歳)の笑顔に迎えていただくと疲れも忘れる。昨秋、日本中を歓喜の渦に巻き込んだラグビーワールドカップ。毎月お邪魔するたびにラグビーについて、詳し過ぎるレクチャーを受け、既に開幕前の段階で、昨年の流行語「にわかファン」に私を仕立てたのも紛れもなく氏である。と同時に、彼は本当に仏壇職人なのかという謎は深まるばかりで話を伺った。
 当店は明治19年から続く老舗の仏壇店で、寛治氏は4代目店主。姉と妹の間に挟まれて育った氏は「祖父は姉をすごく大切に扱っていたが、男の僕には厳しかった、と言うよりほったらかしだったね」と笑う。位牌字彫職人の姉の方が店の歴史についての知識があり、幼い時から丁寧によく聞かされていたことが取材時にも垣間見えた。そんな寛治氏は学生時代、野球やバスケットボールを中心にスポーツ全般に明け暮れ、法律の道を志したこともあったが、気が付けば足元には跡継ぎのレールが敷かれており、両親からの大きな期待を、見て見ぬふりをすることはできなかった。大学卒業と同時に家業に従事。仏壇の製造には10の工程があり、そのうち「杢地」、「塗り」、「箔」の3工程は自らの業とするまでに至っている。先代の父親が 』潮干祭だ」、「ライオンズクラブだ」、と多方面に顔が利く人だった傍ら、寛治氏は後方に控え、顧客の細かいニーズに対応してきた。「発注を受けた仏壇がその家の仏間に入らないことがあり、我々職人が知恵を結集して手を施した。ただそれだけなのに、その家族の孫が仏壇を携帯電話の待ち受け画像にしては周囲に配信するくらい喜んでもらった。ちょうどその孫がその部屋で受験勉強をしていた時期で、仏壇はその家族にとって特別な物だったんじゃないかな。関わった職人皆が感動し、僕も仏壇屋になって初めてよかったと思った瞬間だったね」としみじみ振り返る。
 平成26年、先代の」親が他界し、寛治氏は店主となった。「僕は今まであまり表に出て来なかったせいか、人見知りなところもある。“仏壇を一家に必ず備えて下さい”と強制もしたくない。」あくまでも自然体で、寛治氏の形で仏壇と接する。そして仏壇を『故人と繋がるきっかけ』と位置付け、仏壇そのものより「気持ち」に重きを置く。「有名な職人が手掛けたから、装飾が豪華だから、と言って必ずしも良い仏壇だとは思わない。故人を偲ぶ、その気持ちに寄り添いながら、その人にとって最良な仏壇を今後も追求していきたいね」と夢を語る。ゆえに、氏の風貌は自然体の現れであったと納得。
 店内には一般的な仏壇の間に、モダンなインテリア用品と見誤る仏壇も顔を並べる。私の元に「次の力作が店頭に並んだぞ」という一報が届いた。寛治氏の「気持ち」がどのように表れているのか、店を訪れるのがまた楽しみになるのである。
(取材:森 啓貴)


【住所】半田市亀崎相生町3-35  【代表者】竹内寛治 
【創業】明治19年(1886年)    【営業時間】9:00〜18:00
【定休日】木曜日、不定休     【TEL】28-0417

所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)



写真はファンタジー

2019年11月29日(金)

toiro photograph

亀崎の街にセンス溢れる若者がフォトスタジオを展開しているのをご存知でしょうか。商店街の通り沿いに「toiro photograph」と雰囲気あるフォトスタジオが今年の春よりできています。以前床屋だった店舗を改修し、レトロさを残しつつ、幻想的な店内となっています。
代表である日置英彦氏は学卒後、保育士としての道を歩みました。子どもが好きで就いた仕事で、毎日楽しみながら過ごしていましたが、広い世界を見て新しい景色に出会いたいという夢が芽生え、色々考えた結果、広い世界を見る決心をしました。そこからの行動力はすごいもので、バックパック1つで世界を巡ることを試み、タイ・カンボジア・ラオス・ミャンマー・インド・ネパール・ニュージーランドを回り、見聞を広めました。アグレッシブな行動力で、ラオスでは『象使い』の資格も取得したほど現地に入り込みました。道中、カメラで景色を撮っていると「そのカメラで俺の写真を撮ってくれ」と、他国籍の人に突然話しかけられました。さらに、撮るだけではなく「データを欲しい」とも言われ、メールで転送すると大変喜ばれました。『自分の撮った写真でこんなに喜んでくれるなんて』と感動し、写真を撮ることの魅力により引き込まれていきました。「物事を好きになるきっかけは大したことがないことかもしれません。しかし、人それぞれ感じ方は違い、それはとても大きいことの場合もあると思います」
「写真はファンタジーで、ドラマを感じ取れるのでとても面白い」という想いを持ち、帰国した日置氏は大好きなカメラを仕事にしたい思いに駆られ、フォトスタジオへ就職をしました。そして3年間の修行を得て、独立を果たしました。しばらくは、自宅兼スタジオと外での撮影をメインに活動していましたが、もっと多くの人に知っていただき、お客様の人生に寄り添った写真をアートな感性で表現する写真サービスと、それを引き立てせる雑貨を販売し、オシャレなショップ開設を目指し、亀崎の街に素敵な店舗を完成させました。
「チェーン店には出せない、作り込んだ世界観や独自の感性で今までの常識を覆す思い出を作ることができます。お客様皆さんが、楽しく笑い、忘れられなくなるような時間を過ごしていただきたい。そして、出来上がった写真を見て『ありがとう』の一言を聞けるのが嬉しくて、真面目と丁寧さを心がけています」と話す日置氏は、いつまでも仕事にまっすぐで、わくわくしていたい思いでいっぱいである。
最近興味を持っていることを聞くと、生まれた子どもの成長を見る事で、大人は成長しようという意思のもと成長するが、子どもは意識せずに成長していく姿に感銘を受けています。素人である私にも分かるくらい、写真は雰囲気にこだわり、季節に応じた景色や構図のセンスが感じ取れます。日置氏に写真を撮っていただければ、いつもの写真に鮮やかさが加わります。toiroでしか出会えない貴重な体験を是非してみてください。
(取材:中満信宏)


所在地/半田市亀崎町4−136
代表者/日置英彦
創業/平成31年4月      
定休日/不定休
TEL/ 56-9600
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)