2019年11月29日(金)
亀崎の街にセンス溢れる若者がフォトスタジオを展開しているのをご存知でしょうか。商店街の通り沿いに「toiro photograph」と雰囲気あるフォトスタジオが今年の春よりできています。以前床屋だった店舗を改修し、レトロさを残しつつ、幻想的な店内となっています。
代表である日置英彦氏は学卒後、保育士としての道を歩みました。子どもが好きで就いた仕事で、毎日楽しみながら過ごしていましたが、広い世界を見て新しい景色に出会いたいという夢が芽生え、色々考えた結果、広い世界を見る決心をしました。そこからの行動力はすごいもので、バックパック1つで世界を巡ることを試み、タイ・カンボジア・ラオス・ミャンマー・インド・ネパール・ニュージーランドを回り、見聞を広めました。アグレッシブな行動力で、ラオスでは『象使い』の資格も取得したほど現地に入り込みました。道中、カメラで景色を撮っていると「そのカメラで俺の写真を撮ってくれ」と、他国籍の人に突然話しかけられました。さらに、撮るだけではなく「データを欲しい」とも言われ、メールで転送すると大変喜ばれました。『自分の撮った写真でこんなに喜んでくれるなんて』と感動し、写真を撮ることの魅力により引き込まれていきました。「物事を好きになるきっかけは大したことがないことかもしれません。しかし、人それぞれ感じ方は違い、それはとても大きいことの場合もあると思います」
「写真はファンタジーで、ドラマを感じ取れるのでとても面白い」という想いを持ち、帰国した日置氏は大好きなカメラを仕事にしたい思いに駆られ、フォトスタジオへ就職をしました。そして3年間の修行を得て、独立を果たしました。しばらくは、自宅兼スタジオと外での撮影をメインに活動していましたが、もっと多くの人に知っていただき、お客様の人生に寄り添った写真をアートな感性で表現する写真サービスと、それを引き立てせる雑貨を販売し、オシャレなショップ開設を目指し、亀崎の街に素敵な店舗を完成させました。
「チェーン店には出せない、作り込んだ世界観や独自の感性で今までの常識を覆す思い出を作ることができます。お客様皆さんが、楽しく笑い、忘れられなくなるような時間を過ごしていただきたい。そして、出来上がった写真を見て『ありがとう』の一言を聞けるのが嬉しくて、真面目と丁寧さを心がけています」と話す日置氏は、いつまでも仕事にまっすぐで、わくわくしていたい思いでいっぱいである。
最近興味を持っていることを聞くと、生まれた子どもの成長を見る事で、大人は成長しようという意思のもと成長するが、子どもは意識せずに成長していく姿に感銘を受けています。素人である私にも分かるくらい、写真は雰囲気にこだわり、季節に応じた景色や構図のセンスが感じ取れます。日置氏に写真を撮っていただければ、いつもの写真に鮮やかさが加わります。toiroでしか出会えない貴重な体験を是非してみてください。
(取材:中満信宏)
所在地/半田市亀崎町4−136
代表者/日置英彦
創業/平成31年4月
定休日/不定休
TEL/ 56-9600
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2019年11月18日(月)
同社は、トヨタ自動車や国土交通省に関連した各種設備の設計・制作をはじめとし、製缶・配管工事、油空圧機器の販売、各種省力機械の設計、メカトロ機器の販売など、幅広い事業を展開している。
中でも「トヨタ自動車や国土交通省に関連した各種設備の設計・制作は、当社の要ともいえる事業で、トヨタ自動車関連や国土交通省事業の制作に裏打ちされた当社の技術は、自信を持って提供することができる。」と?野社長は語る。
お客様の求める機能・性能を実現するため、プランニング・仕様検討から納品まで、確かな技術をもって実践している。
「お客様のもとで当社の製品がお役に立つことが、私たちの喜びであり、トータルサポートが当社の心得です。」と?野社長は語る。
同社は、平成4年8月に半田市浜田町にてミロク工業として個人創業し、平成14年4月にミロク工業(株)を設立、その後、建設業(管工事業と機械器具設置工事業)の許可を取得した。また、業務拡大とともに工場が手狭になってきたため、昨年9月に半田市八軒町に本社並びに工場を移転した。
現在、日本人従業員は10名であるが、平成28年よりベトナム人の技能実習生を受け入れ、現在では技能実習生2名・エンジニア3名を雇用しており、製缶・機械加工・組付などを担当している。人手不足が叫ばれる中で、外国人を積極的に雇用している。「短期的で安価な労働力」としてではなく、「中長期的な会社の担い手」としての受け入れを企業の基本姿勢としている。こうした受け入れが進めば、外国人労働者の受け入れは社内に多様性をもたらすなど、企業活動の活力源となり、生産性の向上につながっていくと思われる。外国人が働きやすい環境づくりに力を入れており、教育指導を手厚くするだけでなく、休日には日本人従業員を交えて食事会、誕生日会、岡崎の花火見学を実施するなど、日本での生活を全体的にサポートしている。充実した余暇が仕事の励みにもなっている。「ベトナム人は真面目に仕事を覚えてくれ、仕事の習得も早い。」と?野社長は語る。日本人従業員が教育係となり、現場で必要な知識や技術を指導している。来年初頭には、さらに3名増やす計画。手厚い支援で外国人の継続的な雇用につなげる狙い。将来的には、ベトナムのハノイに自社工場を建設して、海外進出も視野に入れている。
今後の同社のご活躍にご期待いたします。
(取材:米持三幸)
所在地/半田市八軒町89−1
代表者/?野 昇
創 業/平成4年8月
TEL/24−7788
URL/http://miroku-ind.com/index2.html
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2019年10月2日(水)
知多半田駅東口から北側通り2本中に入った通り、ビル1階に香鑪峰がある。看板も大きく、駅前なのに駐車台数も確保されているので安心して来店できる。店内に入ると厨房で中華鍋を振るうご主人と接客担当の奥様、夫婦二人三脚で店を切り盛りしている。現在地では平成4年2月から営み、場所柄、多くのサラリーマンの胃袋を満足させてきた昔から親しまれてきた中華料理屋に会える。
元々は、名古屋の中華料理屋でご主人・奥様が修業していた。縁あって、昭和48年に半田市岩滑で雇われ店長として働き始め、2年後に単独経営となった。その後、今の場所に移転して、彼是ご夫婦とも19才から働き、間もなく50年が経とうとしている。香鑪峰の店名は名古屋の師匠が付けてくれた中国の山の名前だそうだ。
チャーハン、ラーメン、餃子等、皆が好きなメニューがある。長く愛されているのは、昔の味を守っているからである。香辛料は余り使わないのが特徴である。日本人の口に合った昔ながらの中華の味が自慢で、「ごくごく普通の味」とご主人は謙虚に言う。ただ、そこには誤魔化しはきかないので、自信の表れが窺える。
岩滑の当時に来ていた子供が大人になり、懐かしく寄ってくれたり、出張で半田に来てたまたま寄ってくれた人が、味を気に入ってくれ、また半田にみえた際に立ち寄ってくれる。味を気に入ってくれ、懐かしく寄ってくれることがあったりする。
長年、営んでいると、お客様の動きや地域の変化を感じると言う。今はホテルに宿泊しているお客様が多いと言う。また、新聞等で会社の異動などの情報収集をされたりして、会話の足しとして活用している。
中華鍋を振りすぎて、痛みの限界を超えているが、なんとか続けることができている。来店客の多い日や少ない日がある。多い日は店内のお客様に迷惑がかからないよう心掛けてサービスをしている。ただ、勘違いをされてしまうことがあるようだ。夫婦でケンカ言葉で会話しているけど、決してケンカはしてない。お待たせしたくないので、どうしても言葉が荒くなってしまうみたいだ。そしてお客様にたいして敬語は使わない。なぜなら対等であるから。
「うまいし気楽なのがいい、落ち着く」の言葉がうれしいと言う。込み合っている場合もあるので、事前にTELをいただくと助かる。繁忙期には娘さんやお孫さんも手伝いにきてくれている。19才から一緒にいて飽きませんかと質問したら、「おらなぁ- おかしい」との即答返事。常連客のためにもまだまだ中華鍋を振り続けます。
(取材:中村真由美)
【住所:】半田市泉町24みどりハイツ1F
【代表者】河野秀行 【創業】昭和48年11月
【営業時間】11:00〜13:30 17:00〜20:30
テーブル席 24席、駐車場5台
【定休日】 火曜日 【TEL】:24-9166
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2019年9月3日(火)
今回の訪問先「自然食品の専門店ビオ・ショップ半田」はJR半田駅の西側に店舗を構える。代表の岸田裕一氏は学卒後、自然食品販売会社に勤め、半田店の店長として配属された。その後、平成7年12月にフランチャイズで独立開業し、平成24年4月にはフランチャイズからも独立し、店舗名を「ビオ・ショップ半田」として生まれ変わり現在に至っている。
「ビオ」とは「オーガニック」と同じ意味で「有機体」、「無添加」という意味を持つ。そして店名に「半田」をつけた理由は地域に根付いた経営をしたいという岸田氏の地元を大切にする想いから名づけられた。店内には飲食料品はもちろん、洗剤・コットンタオル・衣料・空気清浄機や除湿器など非食料品を併せ18,000余りのアイテムが並び、生活する上で全てのものを揃えることができる。仕入先にもこだわり、誤って食品添加物などが入った食品を販売してしまうことがないよう、全て自然食品を取り扱っているメーカーからのみ商品を取り寄せている。
氏はもともと食品業界に携わりたいという思いを持っていたため、自然食品販売会社に就職した。自然食品について全く知識がなかったこともあり、日々必死に勉強するうちに自然食品の面白さを感じ始めた。また氏が20歳の頃、体調を崩し入院した経験がこの業界で生きていこうという決断に大きく影響する。入院中「人生健康が一番。健康でなければ旅行もできない、遊べない、自由に好きなことができない。」そう強く感じた。だから自然食品を通してそのお手伝いをしたい。縁があって知り合った人は元気に健康であって欲しい。そんな想いで日々お客様と接している。また、インターネットが発達している現代、消費者は簡単に情報を入手できるため、小売業にとってネット販売は脅威である。だからこそネットではできないこと、お客様と対面し、要望を直接聞いて、常にベストなものを提案し応えることを心掛け今日も店頭に立つ。
岸田氏は所属する半田ランブリングタウン協同組合の副理事長という顔も持ち、商店街の活性化のため、他の役員とともに事業を企画する。単組のイベントはもちろん、中心市街地の商店街合同の「まちなか賑わい創出事業」も積極的に企画を発案し、組織をリードする。またイベント企画主催者としても活躍する。5年ほど前に武豊町の蓮花院で「れんげマルシェ」を開催したところ好評で、同じく武豊町の堀田稲荷神社でも声がかかり「いなりマルシェ」を開催している。さらに「まちの駅 味の蔵たけとよ」では年5回のイベント企画を任され、イベント開催日は大変多くの人で賑わっている。
平日は自分の店舗営業、休日はイベントと毎日がとても忙しいが、地域のために毎日妥協せず全力で取り組んでいる。それも健康な体があるからこそできることなのである。
(取材者:竹内圭志)
住所:半田市北末広町113-2
代表者:岸田裕一
営業時間: 9:30〜19:00(平日)土9:30〜18:00(土曜日・祝日)
定休日:日曜日 TEL:23-3659
URL:http://bioshop.jp/
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)
2019年8月16日(金)
乙川の幹線道路沿いに、車椅子で入室できるスロープがある赤い屋根の一軒家に、就労継続支援B型事業所「ラスター」がある。
同事業所「ラスター」は、乙川新町と知多バス「上池」から徒歩10分の閑静な住宅街の中に、平成30年2月に開設した。
社名のアイディールは「理想」、事業所名のラスターは「輝き」を意味する。利用者が自分らしい理想とする生活を送り、さらに輝けるようにと思いを込めた。
代表者滝沢健氏は、東京福祉大学の学生時代、社会福祉施設の実習で重度の自閉症の障がい者に接した。同実習を通じて、「その障がい者は、普段知らない人には心を開かないが僕には心を開いてくれた。障がい者福祉の仕事に就こうと思ったきっかけです。」と振り返る。
大学卒業後、名古屋と半田の福祉施設(作業所)で13年間働いた。精神障がいのある人、知的障がいのある人、それぞれの支援経験を通じて、どのような障がいであっても「就労」を支援できる施設を作れないかと考えるようになり、友人2人と会社を立ち上げた。
同社の事業内容や潜在性が評価され、日本政策金融公庫と半田信用金庫が提供する事業性評価ローン「明日への道標(しるべ)」の第1号に採択された。その融資は、運転資金として活用した。
同社のB型事業所は一般企業への就職が難しい障がい者に就労の場を提出し、働きながら技能や知識が取得できる施設。作業内容は、中古服の検品やダイレクトメールのポスティング、自動車部品の組立てなど。半田市の他、常滑市や知多市、武豊町、南知多町等まで利用者の送迎を実施しているのが特徴。現在は、18歳から60歳までの25名が利用している。
今後は、就労継続支援A型事業所と生活介護事業所を開業することが目標。A型事業所は、一般企業への就職が難しい障がい者と雇用契約(B型は利用契約)を結ぶ必要があり、最低賃金を支払うため、より収益性の高い作業を受注しなければならない。
代表は「事業所と福祉施設が協力し、障がい者の「就労」をサポートできる関係を構築していきたい。また、地域に眠るニーズを掘り起こし、社会に貢献したい。」と言う。
(取材者:竹内稔晴)
住所 半田市乙川新町3-44、上池町1-46-2
代表者 滝沢健
TEL,FAX/26-1117
創業 平成30年2月
駐車場あり
営業時間 月〜金 10:00〜15:00
定休日 土・日曜日
所在地:
代表者:
TEL:(0569)-
定休日:
営業時間:時〜時、時〜時(オーダーストップ)